参加者:川島 (単独)
以前から気になっていた鹿窓を見に、釜無川林道ゲートから鋸岳に登って来ました。
2カ月ぶりのしっかりした山歩きということに加え、前週に風邪を引いて病み上がり後の山行。片道10km弱の林道歩きは面白くないが、ウォーミングアップと捉えれば気も紛れるだろうか。 行動開始は4:30で、雨の中を合羽を着て歩き始める。予報では5時位には雨は上がることになっていたが、実際は7時過ぎまで降っていた。それでも、夜が明けて見え始めた景色は、雨が上がる前の特有の雰囲気。道端に咲き残る花が出迎えてくれた。幾つかの林道崩壊地を越えて行くと、小屋にたどり着く。ここから本格的な登山道になるが、それなりに歩かれている道なので踏み跡はしっかり有る。
ここから先、地図上の距離は短いが登り下りが多く、鈍っている体には大変だった。
鋸岳山頂に着くと真っ白の世界なので先に進み、目当ての有名な鎖場と鹿窓にご対面。
いろいろな情報に接すると、とても大変な所と言う話が多かったが、楽しむことができて良かった。第二高点には行かずに山頂に戻ると、覆っていた雲はすっかり抜けて、目の前には甲斐駒ヶ岳から白峰三山稜線が見えていた。

帰りはひたすら急斜面を下るが、降りなければ帰れないので渋々歩いて行く。
朝まで降っていた雨はまだ地面を濡らしていて、木の根が滑り歩きにくい状況。これが一番の核心だとも言えたかもしれない。
林道まで下るとだらだらと歩くだけなのだが、帰りの10kmの歩きはとても長く感じて、最後は這々の体。否、本当に這っていたら問題であるが、恙無く快復山行ができたのがなにより。