参加者:大石、川島(記)
会の方と初めて行く山歩き。久し振りのバリエーションでもあった。
お互いの理解が深くないにも拘わらず、計画に乗って頂いた今回のパートナーには感謝するしかない。
予報が芳しくない三連休だったが、天気図を見て行けると判断。相方を危険に曝す訳にはいかないので、直前まで慎重に判断した。手探りの部分有り、至らぬこと有りで、私よりずっと経験豊富な方は、きっと私の拙さに心の中で微笑んでいてくれたかもしれない。
一日目。ぽつぽつと雨が降る中、行動開始☔
大門沢小屋を過ぎて、すれ違う下山者が口を揃えて言うのは稜線の爆風😨でも、みんな歩いて来ているのだからきっと行けるのだろうと、稜線を目指す。
確かに風は強かったが、重荷で稜線まで上がることの方が骨が折れた🤮稜線歩きは一時間程度で、広河内岳で写真を撮ったら直ぐに池ノ沢へ降りる。
収斂する谷は最初の方しか道が無く、がれ場や藪を漕いだり。谷の下から上がって来る強風と雨で時間が掛かったが、池ノ沢池で幕営。
持って来たワインを流し込んで鍋。一番大変な日を終えて、酒も鍋も旨かった。
池ノ沢小屋までは下り。基本的に右岸を歩く。たまにピンクテープがある。
間隔が広いので心理的に有り難い程度😌踏み跡は不明瞭であまり無いと言って良い。
池ノ沢小屋から三国沢と乗越沢の合流点までは、足を濡らさずに行こうと思っても直ぐに行き詰まり、渡渉を繰り返していく。
沢は滑りが酷く、乾いていても砂利でもなめこの様につるつるであった😂
予定の幕営地は三国沢と農鳥沢の合流点。しかし、三国沢をしばらく行くととても悪い。
こんな行程が続くようなら危険だし、時間もかかるし暗くなる。良い事はきっと無い。
あの場所だけなら当然行くが、それは行ってみなければ分からない事。パートナーに相談して、慎重を期して幕営地を変更⛺
三国沢と乗越沢の合流点で幕営して、翌日は熊ノ平小屋を目指すことにした。
乗越沢は水量が少なく、三国沢に比べれば歩きやすい様子だった。しかし、沢を歩くことは無く、森の中を歩き熊ノ平小屋に到着。
心配していた天気は風も無く穏やかで、南アルプスは優しく美しい表情を見せてくれた🍁
大井川の源流を見て、白峰三山の主稜線に乗り上げる。
二日目、三日目通して会った人は、小屋前で抜かれた一人だけ。殆ど貸切の稜線は我々だけの景色だった✨ 自然にどっぷり浸かれる池ノ沢、大井川東俣は素晴らしいところであった。
南アルプスの真珠と呼ばれる池ノ沢池。緑に覆われ、池に水が溜まった姿も見てみたい。
きっと再訪するであろう所であった。