【個人山行】2016年10月2日@西丹沢・沖ビリ沢(下降)~樅の木沢


◎参加者:高山(L)、佐々木、土川、会外2名、長濱(記)

5:30都内発~7:10山伏峠着~8:30沖ビリ沢入渓~10:00樅の木橋
~12:30尾根(樅の木沢の頭)~14:00山伏峠

西丹沢の沖ビリ沢下降~樅の木沢の遡行をしてきました。

まずは山伏トンネル手前の登山道から水の木沢分岐へ向かい、
そこから登山道を離れて沖ビリ沢へ向かいます。
私たちは1227mのピークを無駄に目指してしまいましたが(笑)、
このピークは巻いて右側の登山道を素直に行けば分岐に出ます。

そこから少し北へ歩き、木の机(椅子?)があるあたりから
登山道を離れ、適当な場所から左の沖ビリ沢へ。踏み跡は明瞭です。

丹沢なんですが、山梨側から入るので、
雰囲気は丹沢というより奥秩父の沢なんかに似ている気がします。

「沢登りとは何か」という事をまったく知らされず、
「来ればいいから」という流れで連れてこられた沢登り未経験のリーダーお知り合いMさんは、
沢への急な斜面を下る時点で既にご立腹。・・・・そりゃそーだー。。。
リーダーの事前説明、毎度のことですがおおざっぱすぎw

沖ビリ沢はなだらかなナメが続き下降は容易。
途中、逆に遡行してくるソロの方とすれ違いましたが、
ロープを出すような難所もなく、一人静かに遡行するにはいいコースだと思います。

途中林道と並行するあたりから林道に入れば、
黙っていても樅の木橋に着くので迷う心配はなし。
dscf1182

ココから本番の樅の木沢の遡行です。

10月になったことですし、S木先輩と私は、
「全日本・沢登りで濡れないようにしたい連合」を結成し、
「今日はとにかく濡れない!!!!」と誓って入渓しました。

前半はあまり景色の変わらないゴーロ歩きが続きます。

「これは絶対にリーダーが退屈している!!」と思っていると、
案の上リーダーが、やや凹凸のある堰堤を「登る」と言い出します。

・・・・やっぱなー。退屈してると思ったんだよ(苦笑)。
・・・・・登るんだ・・・・堰堤・・・・。

落ち口のヌルヌルが怖くて、私はツマラん体力消耗をしてしまいましたw

その後、小ぶりのゴルジュや比較的面倒そうなCS滝(一応このルートの核心部)
が出てきて、いずれも巻き道がありますが、もちろんリーダーは直登を選択。
dscf1189
dscf1188

特にCS滝は水流のド真ん中を進むので、頭のてっぺんからビショ濡れ。
「濡れない連合」の誓いは、道半ばにして打ち砕かれたのでありました。。。

特にこのCSでは、騙されて(?)連れて来られたMさんが完全にフリーズ。
まるで修行僧のように滝に打たれる状態で、Mさん友人のリーダーとDさんは爆笑でしたが、
私は「ザックの中に携帯とかないんだろうか・・。絶対ズブ濡れだよ・・」と気が気では
ありませんでしたよホント。

その後も丹沢らしからぬ美しいナメ滝が続き、癒されながらのお散歩が続きました。
dscf1183

終盤はどの支沢でもほぼ同じ尾根に詰められるので迷う心配はあまりないですが、
最後の分岐は先頭を歩いていたDさんの号令の元、左俣を選択。

ハイ。修行・・・。

左俣は早々に水が涸れて、あとはぬかるんだ急坂を30分以上ひたすら上昇。
滝で身体が冷えたことなどスッカリ忘れるくらい、ガッツリ汗をかかせていただきました。
dscf1199

樅の木沢の頭に着いたあとは、登山道を使って1.5時間ほどで
山伏峠に戻ってくることができ、その後は「道志の湯」でサッパリして帰京しました。

全体として難所はなく、巻き道もあるので安心です(ただCS滝の巻き道はむしろ
直登してしまったほうが安全に見えました)。
沢登りのシーズン序盤や終盤に来るにはよいルートだなと思います。

コメントは停止中です。