2017年4月15日@霧ノ塔~雁ケ峰 山スキー


◎参加者:高山(L)、会外1名
◎天候:曇りのち小雨

0400平井駅北口
0605かぐらスキー場みつまたステーション
0735ロープウェイ乗車
0900かぐら第5ロマンスリフト乗車
0915出発
0950中尾根ノ頭
1030霧ノ塔
1140雁ケ峰
1200かぐらゴンドラ乗場

17041509会社同僚の元ボクサーを山スキーに引き込むべく、かぐらスキー場起点のミニツアーに行く。

リフト終点でパトロール2人が登山計画書のチェック中。昼前から天気が崩れるので早めに切り上げるよう注意している。
今日のコースは平坦地や丸い尾根を辿るのでホワイトアウトは不味い。徐々に下がってくる黒雲と他のスキーヤーと競争で先を急ぐ一日となった。
先ず登山届チェック待ちの間に、山ヤらしく段取りよく準備を整えて、早くもこの日のトップに躍り出る。
濡れた雪の緩斜面でシールの効きがよく、初山スキーの元ボクサーも快調に登り、グングン後続を引き離し、あっという間に中尾根ノ頭へ。
しかしその先の短いが急斜面の下りが怖くて横滑りしていたら、2人組のスキーヤーがあっと言う間に脇を滑り降りていく。シール外したのかと思うほど、スキーの腕前の差がありそうだ。
清八郎ノ頭の三角形の急斜面で、先行はトラバースか直登か検討中。こっちは初心者連れなので、躊躇なく板を担いで直登。急斜面なうえに風が抜けるので、手を雪に突っ込んで四つん這いになって登る。
1492423604463雪庇の割れ目を慎重に巻いて頂上に出れば、まだ白く広い魚沼平野を見下ろす。振り返れば黒雲を背景に苗場北面が迫力ものだ。
頂上からシール滑降して、トラバースしてきた二人組をを抜き返し、また本日のトップに立つ。

霧ノ塔で滑降準備中

霧ノ塔で滑降準備中

霧ノ塔らしき山頂を右に巻いた先のピークでいよいよシールを外し、黒岩ノ平に向けドロップ。最上部の雪の割れ目を避けて、後はノートレースの斜面を気持ちよく滑り降りる。さぞやと自分のシュプールを振り返るが、あまりのヘタクソぶりにゲンナリする。沢に近づくにつれ雪がジャバジャバに重くなり、急に板が止まって転倒。
想定より手前で黒岩平に上がってしまい、先行トレースもないので逡巡しながら尾根を辿る。沢向こうの尾根に2人組が先に見えて不安になる。こっちの尾根で間違いないはずだが、現場ではどうも沢が深く切れ込んでいるようにしか見えない。ついに小雨が降りだし、雪もまったく滑らないが、軽い登り勾配は足を前後に動かすだけで登っていけるので好都合だ。雁ケ峰手前の斜面だけ、また板を外して肩に担ぐ。
雨はバラバラ降りだしたが、雲は下がってこない。ここまで来れば、あとは急斜面をスキー場に滑りこむだけだ。抜きつ抜かれつでやってきた二人組がシールを外すのを待ち、声をかけ先に行ってもらう。
この人達とは、スキ・シールの着脱、ルーファイ含めイチイチ判断が違ったが、とても勉強になったし、楽しかった。

かぐらスキー場からの帰路、湯沢の「スーパーのぐち」で純米酒「霧の塔」を見つけて購入。ついでに買ったコゴミやフキノトウをツマミに飲んだ。滑るというより歩きが多く、時間も短かく物足りなかったが、記憶の余韻とうまい酒で気持ちよく酔う。

コメントは停止中です。