2017年9月10日@北カドナミ沢~足拍子本谷


◎参加者:高山17091012

0420 起床
0449 JR平井駅発
0842 JR土樽駅着
0855 北カドナミ沢 入渓
1110 荒沢山
1215 足拍子本谷 入渓
1230 謙信ノ廊下
1300 謙信ノ廊下 出口
1400 稜線登山道
1500 荒沢山
1640 土樽駅

溜め込んだ仕事を土曜日に片付け、今週も土樽に行く。
青春18切符最終日で混み合う上越線だが、土樽駅で降りたのは、ハイカーお爺さんと沢ヤの二人だけ。
栗ノ木沢高平橋下で沢水にビール2缶を浸けてから、北カドナミ沢に入渓。
下部は南カドナミ沢と酷似しており、滑りやすい。20m大滝は左から登ったが、落ち口に続く棚が外傾していているうえに手ホールドもない。足場を睨み付けながらトラバースするが、はるか眼下の関越道を走る車がチラチラ目に入るのが高度感を助長し、悪い。
沢屈曲点から渓相が変わりスラブ帯が続く。そして20m三段大滝。左ルンゼからの巻きルートは明確だが、上が見通せない。傾斜はあるが水流右から直登する。決して難しくはないが、滝が大きくて緊張する。残置ハーケン2本あり。

北カドナミ沢 スラブ滝

北カドナミ沢 スラブ滝

この上も傾斜のあるスラブ帯が続き、まだ残っていた雪渓をトンネル潜って越え、連続するスラブ滝は水流右を灌木を使いながら登って行く。
藪コギを避け最後までスラブ帯を選びながら荒沢尾根に出る。北カドナミ沢は滑りやすくペースが上がらず、20m大滝直登や長いスラブ登りでお腹一杯のところに、荒沢尾根は薮。

北カドナミ沢 源頭スラブ

北カドナミ沢 源頭スラブ

 

 

 

 

 

この辺の沢がそう楽勝なわけもないが、滝の数・大きさ・傾斜とも手強く、足拍子川方面へのアプローチとして登るなら、南カドナミ沢をお勧めする。
予定より10分以上遅れ、さらに雲が低くなりポツポツ雨も落ちてきて弱気になる。しかし荒沢山に着き足拍子本谷を見下ろせば、現金なもので、すっかり元気回復し、休憩も取らず藪尾根に突っ込んで下り始める。
前手沢右岸尾根が下れると土樽駅から登れる沢が倍増するので是非お試しください。1時間も掛からず足拍子本谷に入渓。

謙信ノ廊下 入口CS5m滝

謙信ノ廊下 入口CS5m滝

しばらく河原状で、もしかしたら全部埋まってしまったのかと悲しくも嬉しくなる頃に、謙信ノ廊下入口のF2チョックストーン滝登場。一応取り付いてみるが、沢靴フリーソロでは時間のムダ。左ルンゼから巻くが、上がった先の草付帯が先に行くほど高くなっており、30mロープでは懸垂できそうにない。舐めきって三つ道具を持たないツケが回ってきた。
真剣に下降ポイントを探すうちに、草がずいぶん丈夫なことに気付く。小沢脇の草付を伝ってゴルジュ側壁を謙信ノ廊下F3とF4の間に降りる。この先のチョックストーン滝二つは左右の壁を簡単に登れた。

謙信ノ廊下出口 3mCS滝

謙信ノ廊下出口 3mCS滝

謙信ノ廊下 8mCS滝上より

謙信ノ廊下 8mCS滝上より

ピンチ一転、思わぬ時間節約ができヌカヨロコビするが、ホソドノ沢先から連続する雪渓ブリッジ潜りが核心だった。空中浮遊する巨大彫刻と化した雪渓ブリッジ下には今朝崩れたばかりのブロックが散乱。ブリッジ支柱の片側しかない単なるオーバーハング雪渓もあり、なぜ崩れないのか力学要素を無視した造形に吐き気がする。一つ抜けたかと思っても折り重なるように続いている。肺が痛くなるほど全力で駆け抜け上がる。動物・肉体としての自分はこれほど強烈に死にたくないのだ、ということに驚く。

セナノコウチ沢出合先 雪渓

セナノコウチ沢出合先 雪渓

セナノコウチ沢出合先の薄く高い雪渓屏風を潜り抜けると、ようやく沢が落ち着く。足拍子の稜線が手の届きそうな高さに見上げられる。
懸垂省略と雪渓ダッシュで大幅に時間が余った。終了点から荒沢山までは薄い踏み跡をたどり、山頂で秋の日差しと空気を浴びてトカゲ。

薮の向こうに荒沢山

薮の向こうに荒沢山

栗ノ木沢に浸けて冷えたビールを飲みながら、1807水上行上り電車を待った。

ホソドノコル

ホソドノコル

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