2017年11月3日~4日@小川山クライミング


◎参加者:荒木(記録)、河原
10月は毎日のように雨が降ってひどい週末が続いたが、ようやく晴れた文化の日の連休週末、小川山へクライミングへ行ってきました。
中央道はほとんど渋滞もなく朝8時過ぎには廻り目平キャンプ場に到着。さすが久しぶりに秋晴れの三連休なので朝からキャンプ場も大盛況。
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テン場の真ん中に小さいテントを張って、早速登りに行く。
お互いに久しぶりの小川山、花崗岩のクラックとスラブ登りの感覚を取り戻すべく初日はマルチということで、まずは屋根岩2峰のセレクション。
先行パーティもいなくて、1P、2Pはつなげて登ってつるべでスイスイ、最終ピッチは左側のクラックを登って終了。クラック、スラブ、チムニー、トラバースと変化があって面白い。本当に秋晴れで気候もちょうど良く、紅葉は終わりかけてはいるものの黄色いカラマツが青空に映えて美しく気持ち良く登れた。
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一旦テントに戻って、午後はガマルートを登りに行く。ガマスラブを登って2ピッチ目の取り付きへ行くと2パーティが取り付いていたので、少し待ってから登り始める。こちらもほどよい難易度で紅葉もキレイで楽しく登れた。
夜はナナーズで買い物をして、鍋をつつきながら美味い日本酒を飲んで宴会。
2日目は一転、冬型の気圧配置となって曇り空、じっとしていると寒い。
朝一番は、小川山といえばまずは小川山レイバックでしょ、ということで取付までいくと誰もいなくて一番乗り。
いつ見てもスッパリ切れたきれいなクラック。最初はジャムが決まらないサイズのクラックなので、コーナーをジリジリとステミングで登り、ようやくハンドが決まるまでが最初の核心。あとは中間のテラスの上のちょっとかぶり気味のクラックから終了点に抜けるところを頑張れば終了。1920_PB043438レイバックというルート名ながらジャミングができないと登れないので、ジャミングの練習にとても良いルート。裏のクレイジージャムもきれいなクラックでいつか登ろう。
次は左岸スラブに移動してB&Wにトライするも1ピンの上が登れず敗退。。トムといっしょに行くも順番待ちで諦める。
それではということで、これまた超人気の父岩小川山ストーリーへ。急登の斜面をハーハー言いながら登って父岩に着くと3人パーティが取付いていたが、ちょうど3番目の人が登っているところだったので、そんなに待たなくてよかった。
自分も初めて登ったが、スラブというよりもフェースのカチとスタンスをうまく拾いながらルーファイも試され、ルートは長いし結構ピンの間隔も遠いのでなかなか恐い。結局途中で足が疲れて一度テンションしたが、なんとかトップアウトできた。でもてっぺんからの眺めは最高のご褒美だった。ジムでばかり登ってるとこんなルートは難しいと思う。ちなみに60mのロープでないとロワーダウンしてトップロープはできない。
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続いて隣のスラブ、タジヤンⅡを登る。こちらは、1ピンの上のムーブが分からず左から登り、2ピンの上は何度かムーブを探って落ちつつもクリア、その先は快適なスラブとフレークで楽しくて面白いルート。こちらも60mロープが必要。
その後は下の兄岩に移動して登るルートを探してウロウロするが、全然トポと岩の形が一致せずルートが分からない。結局下のスラブ壁まで降りて、タジヤンⅣを登った。これも面白いスラブルートだった。で、ここを登っている頃から雨が降り出したので、これで終了。
ちなみに小川山には「タジヤン」と名のつくルートが多いけど、タジヤンって何だろう?誰か教えてください。

楽しい2日はあっという間に過ぎて、小雨の降る中下山してテント撤収して、お風呂に入って、中央道の長い渋滞にはまりながら帰りました。

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