◎参加者:荒木(L)、佐々木、河原、有枝、上林、長濱(記)
【3/10】
0300~都内各所発
11:25 地蔵の頭
12:50 小遠見山
14:00 大遠見山
14:45 テン場(西遠見山手前コル)
【3/11】
5:20 テン場発
6:15 白岳
6:30 五竜山荘
8:00-8:15 五竜岳
9:15 五竜山荘
9:30 白岳
10:05-10:30テン場
11:10 大遠見山
11:55 小遠見
12:35 地蔵の頭
12:55 白馬五竜アルプス平
水曜日頃までは土曜が悪天予報。
「これは中止かな・・」と思っていたら、木曜になってみるみる予報が好転。
無事決行となりました。
2台に分乗して出かけたので経路が別だったのですが、
リーダー車が事故渋滞で到着が2時間以上遅延・・・。
思わぬアクシデントでしたが、初日の行動時間が短いので、
なんとか巻き返しを図ります。
出だしのテレキャビン~リフト間はず~っとガスの中。
これは景色も期待できないかな・・・と思いながら黙々と歩くと、
リフト終点から20分ほど歩いたところで一気に景色が開けて、
360度雲海の幻想的な風景が!
思わぬご褒美にうっとり・・・。
ガスの中をうんざり歩いていた時は、暑さにやられて早々にバテ気味でしたが、
ここで一気に元気回復!(ゲンキンなものですw)
15時前には予定の幕営地(西遠見手前)に到着しました
(出だしの事故渋滞がなければ正午には着いていたはずなので、かなり
飲んだくれていたと思われます。遅れて良かったのかもw)
さっそくテントを設営すると・・・・ん?? なんかテントポール1本足りなくない??
自立はするものの、どう考えても天井がビシっと貼らずに
なんだかだらしない姿。。。
ま。でもとりあえず自立はするし!
ということで、とっとと宴会~夕飯の鍋へ突入し、楽しい夜はふけていくのでした。。
この幕営地は稜線上なので、風が強いとかなり条件は厳しいと思われますが、
ほぼ無風で、GW頃のような陽気。空は満点の星空で、長時間眺めていてもまったく
あきない美しさでした。
翌日は予報どおりスッキリ快晴!
予定時間をやや前倒して出発です。
まずは最初のピーク白岳までを歩きます。
山頂に行く手前で東の空が明るくなり、雲間から太陽が。。
思わず手を合わせてしまう神々しさでした。
1時間程で五竜山荘に到着。
ここからやや緊張を強いられるトラバースが山頂直下まで続きます。
たぶん雪のコンディションにより難易度が相当違うため、
雪質の判断が重要になると思います。
この日は適度に締まった雪にアイゼンがしっかり効いたことと、
経験者ばかりだったことなどから、ロープを出す事もなくそれぞれで
頂上まで気を抜かずに歩を進めました。
そして8時には山頂着!
暖かさでやや霞がかってはいたものの、お隣鹿島槍や剱岳の雄大な姿もくっきり。
360度の大展望は、思わず見とれる美しさです。
山頂で全員登頂を喜んだあと、写真を撮るなどして15分ほどで下山。
登りに比べ雪が緩んできていてまた状態も違うので、
下りも気を抜かずに一歩一歩慎重に下山します。
途中雪庇にいくつものヒビが入っているのを見て、
春の訪れを感じるとともに、雪山ではちょっとしたミスが大事故に
繋がるなーと気を引き締めます。
10時過ぎには予定より1時間以上早くテント場に戻り、きびきびと撤収。
下山の途中で天候が崩れだし、テレキャビンの駅まであと1時間というところでは、
チラチラと雪が降り始め、振り返ると山頂はガスに隠れてまったく見えなくなっていました。。。
今回は、天候・雪の条件・メンバーの足など、
すべてが上手く合致して、本当にとても良い山行となりました。
雪山は敗退も多いので、こういうふうに何もかも上手くいく
山行ができて本当に充実した気分になりました。
ご参加のみなさま、お疲れさまでした。