2018年3月31日~4月1日@谷川岳馬蹄形縦走


◎参加者:荒木さん(L)、河原さん、土川(記)
◎天候:〈3/31〉快晴、〈4/1〉快晴
◎日程
〈3/31〉
6:50 谷川岳ベースプラザ駐車場発2018-03-31-09-00-00-large
7:05 白毛門登山口
10:00 白毛門
11:00 笠ヶ岳
12:00 朝日岳
13:55 清水峠避難小屋
〈4/1〉
3:30 起床
4:45 清水峠発2018-04-01-09-00-00-large
6:25 蓬峠
7:25 武能岳
9:00 茂倉岳
9:45 一ノ倉岳
10:40 谷川岳オキノ耳
12:05 天神平ロープウェイ駅

自分にとって谷川岳馬蹄形縦走は去年の6月以来、2回目。1回目もリーダーとご一緒させて頂きましたが、その際に「雪のある時期にも馬蹄形縦走やってみたいね。」とおっしゃっていました。
関東は連日の晴天でしっかり春陽気。近所の桜並木が一瞬で満開になるほど気温も上昇しする反面、山の雪の様子が気になっていました。
実際のところ、高速を降り目の前に迫る谷川岳の姿は、雪よりも黒い岩肌が目立つような状態で「春山はおろか、五月の山みたいだね」と話しながら登山口へ向かいました。
おなじみの白毛門の急登を登り始めるとすぐさま大量の汗が。予想していたものその予想をはるか超える暑さにいてもたってもいられず、アウターをすぐにザックへ。登山道は雪が時々あるくらいで、稜線に出るまでは秋の登山道を歩いていると錯覚してしまうほどでした。しかし服装、荷物は紛れもなく冬装備。その重量から前回登った時との印象とは異なり、すぐに白毛門の山頂に着いたイメージだったものの、稜線に出るのも遠く感じた上、汗も進むにつれ、多くなっていきました。
白毛門には10:00に到着し、休憩とアイゼンを装着。ただ大量の汗もあり、止まると余計に寒く感じ、先を急ぐように白毛門を後にしました。

笠ヶ岳山頂

笠ヶ岳山頂

それからまた歩き始めると今度は笠ヶ岳へつづく広々と長い稜線へ。長いうえに変わり映えしない景色な上、単調な登りに強い日差し、相変わらずの大量の汗から次第に足取りが重くなりました。
笠ヶ岳の避難小屋に到着後、空身で頂上へ。頂上は一切雪がなく暑いため、もはや夏の様な雰囲気でした。ただ、頂上から見える谷川岳の景色は雄大な上、雪のある谷川岳は余計に格好良く見えました。
笠ヶ岳~朝日岳は多少のアップダウンがあるものの、今までに比べれば快適な稜線歩き。あっという間に朝日岳に到着し、しばしのお昼休憩。エネルギー補給ののち、清水峠へ向かいました。

清水峠白崩避難小屋

清水峠白崩避難小屋

清水峠へは13:55に到着。頑張って歩いた甲斐もあり、一番乗りに小屋に着き、すかさず宴会準備に取りかかります。小屋周りは雪がなく、芝生が見えるほど。その芝生の上で、のびのびと美味しいお酒とおつまみをお供に谷川岳を眺めながら、楽しい会話も弾み、素晴らしい山のひとときを過ごしました。そのため、酔いも素晴らしい上、お決まりのおつまみでの満腹。夕食のお鍋を頂いたら、お腹いっぱいに。日も落ち、寒くなったらさっさと小屋に退避し、眠りにつきました。因みに、小屋には計4パーティー、10人ほど泊まりましたが、それでもまだ余裕はあり、快適な小屋でした。(沢登り銘渓62選の著者、豊野則夫さんがいらっしゃいました。)

朝日岳から昇る朝日

朝日岳から昇る朝日

2日目は3:30に起床し、4:45に出発。まず七ツ小屋山を目指します。右前方には大源太山が見え、2月の会山行を思いだしながら、歩みを進めます。七ツ小屋山を過ぎた頃、朝日岳から朝日が昇り、その名前に納得しつつ、先に進みます。
蓬峠には6:25に到着。蓬ヒュッテは冬季も解放されているものの、ドアが凍りついて入れませんでした。
馬蹄形もいよいよ後半戦。ここからは登りごたえが増していきます。武能岳には、7:25に到着。去年の記憶では、反時計回りの場合、茂倉岳の登りが堪えた覚えがあり、気合いを入れ直し、いざ出発。道は夏道が見えおり、つづら折りの道を黙々と進んで行きます。相変わらずひたすら登りが続き、頂上にやっと到着した頃には、全身汗だくになっていました。ただ茂倉岳以降は谷川岳まで快適で景色を楽しみつつ、いろんな所へ伸びる稜線を眺めながら、次なる計画の会話も弾みあっという間に谷川岳に。すると今までとうってかわり、登山者の方が一気に増え、頂上、天神平までは街中のように賑わっていました。
ここまで来ると馬蹄形ももはやゴールです。人で賑わう谷川岳と天神尾根は足早に歩いていき、12時過ぎには天神平に到着し、ロープウェイに乗って下山しました。
2日間、白毛門から谷川岳まで23km弱の道のりを歩きましたが、天気にも両日恵まれた上、快適な稜線歩きに、遠くまで見渡せる景色に励まされ、あっという間に行程が終わってしまった印象です。また、いろんなところに伸びる稜線からやってみたい山行の計画も膨らみ、終始楽しく歩かせて頂きました。

谷川岳!

谷川岳!

また、帰りは「ホテル湯の陣」にて温泉に入りましたがロープウェイの乗車券でかなり安く入ることもでき、素晴らしい締めくくりとなりました。
またよろしくお願いいたします!

 

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