2018年5月12日@富士山 吉田大沢スキー


◎参加者:高山

0230 東京自宅発18051212

0430 馬返し出発

0630 佐藤小屋

1130 久須志神社

1200 吉田大沢へドロップ

1245 滑降終了

1510 馬返し

1715  東京自宅着

昨年は強風のため途中敗退した吉田大沢に今年も滑り納めに行く。

沢シーズンも近いので体力増強を兼ね、さらに江戸時代から続く富士登拝の歴史を味わうため、馬返しから登る。 スバルライン通行料2060円が惜しいわけではない。

六合五勺より先で、スバルラインから来たスキーヤーに次々と追い抜かれる。 高山病になっては元も子もないので我慢して牛歩を続ける。 七合の花小屋でスキー靴とアイゼンに履き替えて、鎌尾根左の沢溝に雪が付いているのを登る。 スバルラインから来た人たちは、八合目先でパッタリ足が止まっている。マラソンのようである。

8合目からの登り

8合目からの登り

九合目で休んでいると、山頂の神社左からスキーヤーが滑り出すのが見える。 須走ルートの巨大斜面のファーストトラックをいただくわけだ、羨ましい限り。 しかし2ターン目で転倒、そのままアイスバーンを八合目近くまで滑落していった・・・

緩みやすい須走側であの有様だ、北東面の吉田大沢滑走が思いやられる。

弱気のまま惰性で登ったお釜の縁は風が強く、背負ったスキーが煽られる。 身を低くし、風の合間を縫って白山岳とのコルへ向かう。 コルは風が通り抜けるので、5mほど下った岩の窪みに逃げる。 風に晒され動かないでいると体が冷えて、酷使した太腿脹脛が痙攣する。 見下ろす吉田大沢のノントラック斜面を風が吹き降ろしてゆく。 太陽が出てきたので雪が緩むのを待ちたいが、長居はできない。 滑走準備を整え、アイスバーンへ入る。

木曜日の降雪が溜まっている左寄りでターン、行ける。

斜面と空の大きさを感じながら牛ケ窪まで滑降して一息。標高のせいか胸が苦しく、深呼吸を何度もして整える。

牛ケ窪から吉田大沢源頭斜面

牛ケ窪から吉田大沢源頭斜面

8合目から見た吉田大沢

8合目から見た吉田大沢

牛ケ窪から吉田大沢を見下ろす

牛ケ窪から吉田大沢を見下ろす

木曜日の降雪が真っ白に残っている斜面を2900mまで滑る。 その先は踏石多発と見て鳥居荘から鎌尾根を越え、登りに取った狭い沢溝を2700mの花小屋まで滑る。 振り返り見上げる吉田大沢を滑るスキーヤーが岩片のように小さい。 山桜・トウゴクミツバ・タチツボスミレを探しながらのんびり馬返しに戻った。

浅間神社横から富士山を見上げる

浅間神社横から富士山を見上げる

IMG_20180512_120613

牛ケ窪から山中湖

牛ケ窪から山中湖

滑降終了点から吉田大沢を見上げる

滑降終了点から吉田大沢を見上げる

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