2018年12月15日@天狗岳東壁


◎参加者:高山(L・記録)、会外1名large

0405東京発
0640渋ノ湯駐車場
0720出発
0840黒百合平
0905中山峠
1130天狗岳東壁 取付き
1240東天狗
1430渋ノ湯駐車場

木曜の南岸低気圧通過で、八ツもようやく冠雪。会社同僚の元ボクサーの雪山初めとして、天狗岳東壁に行く。
駐車場には先行3台。帰りには7割がた埋まっていた。
黒百合平までの登山道は軽雪30㎝。一部沢沿いで、踏み込めばゴーロ石や落葉まで簡単に潜ってしまい歩きづらい。
黒百合ヒュッテ前の椅子とテーブルを借りてアイゼンやギヤを装着。日焼け止めやサングラスをつけ忘れたので、中山峠先でも小休止。
東壁への下降点を探しつつ、東側を覘きながら行くが、初めての山で全く要領を得ない。最初のルンゼ状から下降するが、のっけから急傾斜で、クライムダウンになる。灌木がいい具合に生えているが、細いのは力を入れると簡単に折れる。相棒が怖がって固まってしまったので懸垂したいが、灌木が下向きばかりで、捨て縄の手持ちも少ない。諦めて一人で戻らせる。
100mほど下ると硫黄岩の垂壁帯になっており、どこも降りられない。灌木も薄いので右よりに懸垂2ピッチ(30mロープ折り返し)。
右ルンゼ下降の予定だったが、どうも右稜のさらに右を降りたらしいと判断し、左へトラバース。右稜末端を越えると、ゴーロ状の緩斜面が広がり左上部に顕著な岩峰が見上げられ、東天狗山頂に相違ないとまた判断ミスし、緩斜面を左上する。吹溜りの雪が意外と深いが、軽いのでラッセルにならず順調に高度を稼ぐ。空耳なのか山頂の人声が聞こえるほど近づいたが左右の尾根は藪っぽくて、そそられない。

右ルンゼを見下ろす

右ルンゼを見下ろす

上部でいくぶん傾斜が強まるものの、岩峰基部を右に巻いて、あっさり稜線に出る。左に見えるピークにハイカーが沢山いて、西天狗へ稜線が繋がっているので、どうやら自分は第二岩峰に出たらしい。登ったラインは右ルンゼから中央稜右尾根上部を繋いだのだろうと合点して落ち着く。

正面壁右尾根

正面壁右尾根

快晴で風もなくのんびり昼寝していきたいが、相棒をあまり待たせるわけにもいかない。急いで黒百合平に戻った。

快晴 八ヶ岳

快晴 八ヶ岳

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