2019年2月16-17日@北八ヶ岳


◎参加者:上林

2月16日(土)

12:05 ロープーウェイ終点
14:40 高見石小屋

新宿8時発の特急あずさで茅野に出て、北八ヶ岳ロープーウェイ行きのバスに乗る。バス停は長蛇の列で びっくりしたがバスは2台来て余裕で座れた。ロープーウェイで上に上がると結構風が吹いていてさすがに寒い。ここで今回新調したチェーンスパイクを装着して歩き始める。
小屋泊まりだが、水 2L,ビール ロング缶+ショート缶、ウィスキー 300ml弱、カルピスウォーター 500ml と水物だけで4kg近くあり、荷物の重さはテント山行並み。
初めて履いたチェーンスパイクは とても軽く、アイゼンの歯を引っ掛ける心配もないので実に快適だ。ロープーウェイ終点付近は、たくさんのスノーシューのグループが踏み固まった登山道を歩いている。こんな硬い所をスノーシューで歩いて楽しいのかなと思いつつ、ごぼう抜き。縞枯山、茶臼山を経由して麦草峠を過ぎると、スノーシュー散策組みは ぱたっといなくなり、静かな樹林帯を一登りして、あっと言う間に今夜の宿である高見石小屋に到着した。快適なチェーンスパイクのおかげで、2時間40分で 小屋に到着してしまった。
ずっと前から一度泊まってみたい小屋だったが、先週末 雲取山の避難小屋で一人で寒い思いをした事もあり、何年ぶりかで有人小屋に泊まる事にした。素泊まりは冬季割引中で、暖房費込みで4500円 なので結構安いと思う。
受付をして中に入ると、早々到着してコタツやストーブの周りでビールを飲んでいる人達がいっぱい。する事もないので持参したウィスキーを舐めながら 2階のコタツで読書。
夕食は自炊専用スペースが無いため、小屋の夕食が終わった後にストーブの回りで一人鍋。
20時頃に小屋の主人が星の説明をするので興味がある人は外に出るようにと声がかかり、外に出たがガスが流れて星が見えづらい状況になっており、替わりに天体望遠鏡で月の表面を見せてくれて、月が欠けた際のあたりで表面のクレーターがくっきり見えた。
この小屋は昔から天体観測を売り物にしていて、夏は小屋の裏の高見石に登って夜遅くまで星の話をしながら星を見る事もあったようだ。
20時30分 消灯。

2月17日(日)

06:50 高見石小屋 発
09:00 東天狗岳
09:20 西天狗岳
11:45 黒百合平 発
12:45 渋の湯

4時半に起床して1階で朝食の準備。5時過ぎに小屋の朝食の準備のために追い出されて、2階のコタツで朝食を取る。IMG_1479
外が明るくなるまで 少しごろごろして6時50分出発。予報どおり快晴である。中山峠でチェーンスパイクから 12本爪アイゼンに履き替えて東天狗岳の登りにかかる。何度も通った道で、凍っている所もなく、これならチェーンスパイクでも登れるなと思いながら登って、あっと言う間に東天狗岳の山頂に到着。黒百合平から登ってきた人達が結構いる。

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写真を取ってすぐに西天狗岳へ こちらもあっと言う間に到着。快晴の中、南アルプス、御岳 などが良く見えた。帰りの渋の湯からのバスまで時間があり余っているのだが、さすがに山頂は寒いので 写真を撮って黒百合平まで下山。小屋でコーヒーでも飲んで時間をつぶそうと考えていたが、小屋の中は激混みで座るスペースがないので、しばらく小屋の前でぼーっと過ごす。小屋の前はポカポカで大賑わい。渋の湯から犬2匹と猫1匹を連れて登ってきた人がいて(猫はザックの中)、犬に遊んでもらったりした。

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1時間弱 小屋の前で時間をつぶしてチェーンスパイクに履き替えて下山開始。踏み固められた雪の登山道は実に歩きやすく、1時間で渋の湯に到着。茅野行きのバスまで まだ2時間もあるので ゆっくり入浴して外に出たら、バス停の前に40個以上 ザックが並んでいていて、あわててザックを列の最後に置いたが、帰りのバスも2台来たので余裕で座れた。指定席を取っておいた16時20分の特急あずさに乗って帰宅した。

何度も通ったコースで新鮮味は無いが、一人でも気軽に冬山気分を味わえる良いコースだと思う。
今回はチェーンスパイクが大活躍でした。

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