2019年6月1日(土)@西沢本棚沢


019年6月1日(土)@西沢本棚沢

参加者:上林(L,記録)、高橋

08:55 西丹沢ビジターセンター
09:40 入渓
11:45  稜線
14:10 西丹沢ビジターセンター

今シーズンの沢始めで、高橋さんと西丹沢の西沢本棚沢に行く事にした。
小田急線 新松田駅で高橋さんと合流し、7時30分発の西丹沢行きバスに乗って終点で下車。支度をしてすぐに歩き出す。
青空で天気は上々。標高540m程度だが空気もヒンヤリして気持ちが良い。
ビジターセンターの裏の橋を渡って しばらくして西沢下棚沢を渡るとすぐに本棚沢の出会いで、沢靴に履き替えて入渓。
10分くらい歩くとすぐに本棚。70mの見事な滝で見物者も数名いる。この滝の登攀はグレードが高いので少し戻った所から巻く。

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本棚

 

かなり大きな巻きだが踏み跡がありルートは明確だ。本棚の上の5mの滝と7mの滝も一緒に巻いて、滝の落ち口までの下りはザレた急斜面なので迷わずロープを出して懸垂下降で降りた。降りた所にある大きな岩は玉子岩と呼ばれているが、どう見ても 見た目はおにぎり。少し歩くと8mの滝。上部が結構立っているが、フリクションは効きそうで登れそうにも見えるが、ここは巻くのが一般的なようなので無理せず右岸を巻く。ここも落ち口への下りが急なので懸垂下降で降りる。

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この後は 時々現れる滑や 日があたってキラキラ輝く沢を楽しみながらのんびり遡行する。5月に入ってから ほとんど雨が降っていないため水量は かなり少なめで、滝の登攀と呼べるような所は全く無く、沢登りというよりは沢歩きで完全に癒し系の沢だ。沢床は花崗岩のようなフリクションが良く効く岩が多く、沢靴のラバーとの相性も抜群で実に気持ちよく歩けた。
標高1050mあたりの分岐で 水がちょろょろ流れている右のスラブをしばらく登った所で、分岐の左が正解なのではないかという話になり、尾根を乗越して左の沢に降りて涸れ沢を詰めると細い尾根に出た。この尾根は登山道はないが、本棚沢と隣の下棚沢の間のやせ尾根で、下山に使おうと思っていた尾根だ。(帰宅してからGPSのトラックをよく見ると、スラブを最後まで詰めると畔が丸の稜線に出る事が判ったが、結果的には下山に使う尾根にダイレクトに上がったので その分行程は短くなった事になる)
畔ヶ丸山の山頂に行くには道の無い尾根を あと150mほど登る必要があるが、2人とも畔ヶ丸の山頂には特にこだわりはないので このまま下る事にする。支尾根に迷い込まないように注意しながら歩きやすい尾根を下り、1時間程度で本棚沢の出会いに到着。ここからは登山道をビジターセンターまで戻ってフィニッシュ。9時前に歩き始めて14時過ぎに降りてきてしまい、予定より1本早い14時40分のバスに乗れた。
上林は 昔の会社の山仲間と 大滝キャンプ場でキャンプするために大滝橋で降りて高橋さんと別れた。
滝の登攀が全く無くちょっと物足りない沢だったが、天気も良くて 気持ちよく沢始めができたので まあ良しとしよう。

ルート図

GPSトラック図

 

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