2019年6月29日(土)@三頭沢


参加者:高山(L)、上林(記録)、道家

08:00 都民の森駐車場
10:40 三頭山
12:10 都民の森駐車場

7時に武蔵五日市駅で高山さんの車に拾っていただき、都民の森の駐車場に移動。いつ雨が降り始めてもおかしくない予報で どんよりした曇りだが、なんとか雨は降らずにもっている。駐車場で支度をして出発。数分道路を戻って少し下るとすぐに入渓点だ。こんなにアプローチの短い沢も中々ない。しばらくは大した滝も無いが、頻繁に雨が降っているせいか水量は多い。小さな滝を幾つか越えると、ゴルジュの中の8mの滝。
小さな釜をへつって一段上がると大木がかかった滝。残地スリングで狭いテラスに上がって、大木と岩の間に左手を入れて手を握るとハンドジャムっぽく効いたので、ボルダーチックなムーブでもう一段上がり、最後は木のトップに手をかけて体を引き上げる。短いがちょっとテクニカルで面白い滝だ。

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少し進むと この沢のハイライトの40mの大滝。大きなテラスまで10mほど登り、道家さんとロープで結び合う。水量が多いので水流を避けて登ろうとすると ホールドが少なくかえって難しい。じゃぶじゃぶ水を被りながら上部に行くと、逆相っぽい茶色のヌメヌメの所に出た。ホールドも少なく、ラバーソールの沢靴と最も相性が悪い岩質だ。ロープは結んでいるが途中プロテクションは全く取れないで20m以上のランナウト。落ちたら骨の一本ではすまない。右のテラスを抜けられないか偵察するが さらに難しそうなので、意を決して慎重に登る。ヌメヌメ帯を抜けると滝の落ち口までは簡単に抜けた。高山さんは、道家さんを確保して登ってもらっている間に一人でスタスタ登ってきた。
大滝を抜けるとすぐ上に登山道沿いのテラスがあり、その先の二股を右に入ると、あとは難しい所は何もなく水流沿いに歩くだけ。水が切れた所で すぐ横の登山道に移って しばらく登るとムシカリ峠を経由して三頭山の山頂。

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山頂は低い雲を抜ける高さらしく少し日が差していた。虫が多いので写真を撮ってすぐに下山開始。この森はほとんどが広葉樹で植生が素晴らしい。ブナ、朴木、ミズナラ など様々な樹木が混じっており、秋に来たら さぞかし紅葉が凄いだろう。植物博士の高山さんのレクチャーを受けながら下っていくと大滝を見物するための吊り橋。

ここから見る大滝は圧巻で、ここを登ったと思うと中々の気分。下るにつれ天気が悪くなり ぽつぽつ雨が降り始める。1時間程度で駐車場に戻り、着替えて「数馬温泉」で冷えた体を温めて帰宅した。短いが ぴりりと辛い滝も有り、天気が悪くても そこそこ楽しめる沢でした。

大滝

大滝

 

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