2019年7月7日@飯士山 負欠岩スラブ~鋸尾根


◎参加者:高山(記録・L)、佐々木、上林、ミッチー19070712
0740 五十嵐口登山道入口出発
0920 負欠岩基部
1100 負欠スラブ終了点
1130 飯士山山頂
1450 神弁橋
 地元の石打観光協会等では”負欠岩(おいかけいわ)”と紹介されているが、藤島玄著「越後の山旅」では″笈掛ヶ岩(天狗岩、泣岩、疣岩)”とされ、負欠の記載はない。笈は修験者が仏具等を収めて背に負う箱のことで、岩基部の講中石碑や鈴木牧之「北越雪譜」に場所は違うが登川の”笈掛岩の氷柱”の章があることを考えると、笈掛なのではと思われるが、さてそれがなぜ負欠に転じたものか。
  クライマーとしては抹香臭い笈掛より、負欠(ふっかけ)の方がスラブとの音合が良く、意味不明な地名の多い上越の感じが出ていて好ましく思う。登山道入口
東屋の駐車場から少し林道を下った登山口から入山。昨夜の宴会で飲み過ぎて二日酔いで頭が痛い。最年長の佐々木さんが快調に飛ばすのを、杖を突きながらフラフラ追いかける。登山道が刈払われ、要所にロープが多くて助かった。
何も考えずに負欠岩コースを辿って岩の基部近くまで登ったが、見下ろすスラブは3ピッチはありそうだ。勿体ないので、自分だけ尾根下部まで下り、スラブ基部まで藪漕ぎトラバースして取付く。まさかの先行パーティー(雨の谷川から転進とのこと)がいて、彼らは尾根コースを辿り枯れ沢からスラブ基部にすんなり入れたとのこと(ただ、やたら蟻が多くて噛まれたと仰っていました)。負欠岩を登るミッチー
安山岩のスラブはフリクションがよく、草付きを避け、岩の露出した難しいそうなところを選んでグイグイ高度を上げてゆく。途中で負欠岩への登攀と懸垂下降も交え計10ピッチ・比高200m以上のスラブ登攀となり、とくに負欠岩周辺では巨大な岩場かの雰囲気と背景の神楽から谷川連峰の眺望が秀逸。日差しが出て暑いので、最後はコンテで西峰の左何十メートル下に出て終了。初心者のミッチーをしっかりビレイしてくる上林さんには申し訳ないが、暑くて待ちきれず、先に山頂に向かう。赤トンボの群れ飛ぶ山頂から、はるか北に薄く佐渡が見えた。
下山は鋸尾根を神弁橋へ下ったが、これは余分だった。期待したような岩場はなく、佐々木さんと上林さんは熱中症気味で脱落。釣尾沢で涼んでから神弁橋に戻った。

飯士山 山頂にて

飯士山 山頂にて

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