2020年10月31日@下の廊下


◎参加者:上林 (単独)
◎天気:晴れ

10月31日(土)

12:15 欅平
16:30 阿曽原温泉小屋

北陸新幹線、富山地方鉄道、黒部峡谷鉄道を乗り継いで欅平に到着。風も無く穏やかな快晴でトロッコ列車からも素晴らしい景観を楽しめた。
欅平からの急坂を登ると左手の白馬連峰が素晴らしい。上部は既にたっぷり雪が付いている。
しばらく歩いて水平道に入る。断崖絶壁の側面を削った水平道は 高度感たっぷりで、要所には太い針金が張り巡らされているがこの日は意地を張って針金には触らずに歩き続ける。
志合谷、オリオ谷は谷が深くて水が流れているため ヘッドランプを点けてトンネル内を歩く。左側にずっと見えている奥鐘山の紅葉が素晴らしい。
久しぶりの重荷を背負って かなり足が疲れた頃 阿曽原温泉の小屋とテント場が見えたが、テント場はびっしりテントが張られている。最後の急坂の下りはストックを出したが壊れた右膝が結構痛む。キャンプの受付をして 露天風呂に降りていく途中に 何とかテントを張るスペースを見つけてテントを張る。真向いは4人でテント3張。こんな張り方をするからテント場が異常に混むのだと思うが、久しぶりの週末2日間の晴れの予報で紅葉のピークだから仕方がないか。
テントを張り終えた頃 丁度露天風呂の男性タイムになったので風呂に行く。露天風呂はイモ洗いで超密な状態。それでも無理やり入れてもらって至極のひと時。既に暗くなっていて残念ながら風呂からの紅葉は楽しめなかったが満月の下の露天風呂で中々の風情だった。

11月1日(日)

05:05 阿曽原温泉
08:15 十字峡
12:30 内蔵助谷出会い
14:05 黒部ダム

行程が長いので3時半に起きて5時過ぎに出発。放射冷却で寒いと予想していたが夜間も早朝も全然寒くなかった。しばらくヘッドランプを点けて歩いて、仙人ダムの手前で明るくなった。熊除けのための扉と通路をくぐり、仙人ダムの上の歩道を渡って対岸へ。まだ薄暗いが このあたりから既に紅葉が見事だ。阿曽原までの紅葉より ずっと色が濃く思わず見とれてしまう。
高度感たっぷりの吊り橋をワイヤーを掴みながら渡って水平道に突入。この橋は怖くて下を見る事ができない。

DSCN0449
ここからの水平道は阿曽原までの水平道とは 高度感、危険度 共 格が違う。転んで左側に落ちたら黒部川のもくずだ。(阿曽原までもそうだが)
歩いている間中 全く緊張を解けないが 紅葉は言葉にできないほと素晴らしい。深い谷のため まだ日が射さしていないが、日が射したら さぞ素晴らしいだろう。

紅葉

紅葉

S字狭を通過して十字峡まで3時間ノンストップで歩き 渡し板が所々割れている これまた怖い吊り橋を渡ると久しぶりに広いスペースが有り、荷物を降ろして初めての休憩。ここでは多くの人が休んでおり、十字峡の川のすぐ近くまで降りて十字峡を目の前で見る事ができる。

 

 

十字峡

十字峡

この先の白竜狭のあたりが最高度の緊張感。真下を黒部川がゴーゴー流れ、水平道は狭く黒部川側に傾斜している所もあり足場も悪い。今日は躊躇なく 針金を掴みながら進む。

 

 

 

白竜峡

白竜峡

明日からの天気が悪いせいか黒部ダム側からの登山者は少ないが、それでも譲りあいながら注意してすれ違う。
水平道とは言え、垂直の梯子の上り下りやアップダウンが何か所も有って結構疲れる。内蔵助谷出会いまでの4時間が 本当に長く感じられて かなり疲労した。壊れた膝が痛むが ともかく歩き続けるしかない。50分ほどで黒部ダムの底部に到着。放水のしぶきがかかる中 ダムの底部を歩くという初めての経験。ここから最後のジグザグを200m程登って 黒部ダムの電気バス乗り場に到着。いや~長かった。乗りたかった 黒部ダム 14:35 発の電気バスに乗って扇沢へ到着してフィニッシュ。

下の廊下の紅葉は本当に素晴らしかったが、右膝の半月板断裂の故障を抱え、今シーズン初のテント縦走で 正直きつかった。
膝の寿命を縮めた気がする。

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