◎参加者:荒木(L)、佐々木、長濱、花田
久しぶりに2日間の天候が約束された週末、今シーズン最後の雪山会山行は豪雪地の越後駒ヶ岳を登ってきました。
コースは銀山平の石抱橋からしばらく北ノ又川沿いを歩いて道行山~小倉山経由で越後駒ケ岳を往復、我々は山頂下の駒の小屋に泊まるので、石抱橋を9:30頃にゆっくりとスタートしました。
今年は3月以降の記録的高温で雪解けも早くて全体的な積雪量は少なめですが、前日の金曜日に降った新雪が黄砂に汚れた茶色い雪を覆い隠してくれて、この時期としてはとてもきれいな純白の雪をまとった山になってくれていました。
朝早くから入ったBCの人たちのトレースがしっかりとあるので特に迷うところもなく順調に歩き、泊まり装備での道行山への急登に喘ぎながらも道行山には12時前に到着。日当たりの良い斜面はもう夏道が露出していました。ここから先はずっと稜線歩きで景色がいいのですが、晴れてはいるものの上のほうはガスっていて、山頂付近は隠れていました。登るルートもずっと先まで見えますがまだまだ遠い。
続く小倉山のピークは登らずに左側の斜面をトラバース、スキーのトレースをたどるが腐った雪でスリップすると相当下まで滑落しそうな斜度なので慎重に。
百草ノ池から前駒への素敵な斜面では気持ちよさそうに次々と滑り降りてくるBCスキーヤーを横目にもくもくと登り、前駒でアイゼンを付けてその先のクレバスが開いたちょっと危ない急斜面が唯一の核心部、ここを頑張って登って、15時にようやく駒の小屋に到着。
小屋のはしごを登って2階から入り、すでに先客5名が2階には入っていたので、我々は1階に降りたスペースを使わせてもらい、快適な一夜を過ごすことができました。
日曜日は越駒山頂でご来光を拝むべく日の出前に小屋を出発。
小屋に戻って荷物をまとめてあとは下るだけ。
下りは駒の小屋直下の急斜面が心配でしたが、雪が締まっていたので問題なく通過、最高の天気の中で景色を楽しみながら気持ちよく下っていきました。
尾根を下りきると、最後は川沿いの平坦路を1時間ほど、前日にはなかったデブリ跡があったりしましたが、無事に思ったよりも早く下山できました。
そして土曜日に増してスキーの方がたくさん登ってきていましたが、車もいっぱいでした。