2021年12月30日@稲子岳南壁


参加者:荒木、Wさん
天気:雪のち吹雪

0620 稲子湯 出発
0745 しらびそ小屋
0945 稲子岳南壁取付
1020 登攀開始
12:30 登攀終了
1415 稲子湯 下山

北八ヶ岳の稲子岳南壁へ行ってきました。
年末寒波の影響で天気は下り坂ですがとりあえず無理せず行けるところまで。
同じ八ヶ岳でも美濃戸などの人気エリアとは違って稲子湯からの登山道は静かです。
天気はもう少しましかなと思っていましたが、スタートから雪の降る中ヘッデンをつけて薄っすらなトレースをたどって歩き始めます。そして壁の取付に向けて登山道を外れると、膝から腰までのラッセル急登1時間半、元気なWさんにお任せw

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壁に取付く頃にはジャンジャン雪は降り風も強くなってきて、すでに過酷な状況に。
まずはWさんがドラツーでリードしていく。結構難しいようで15mほど登ったところで行き詰まり、3mほどロワーダウンして立木でビレー。そして荒木にリードを交代するもやはりそこから5mほど登った垂壁が突破できず、そのうち指先の感覚が無くなるほどの寒さでホールド持てなくて行き詰まり降りる。再びWさんがチャレンジするもやっぱり登れず。。

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結局2時間ほど奮闘するも二人とも指先の感覚が無くなって戦意喪失、これ以上登ると凍傷になりそうだし天気もあれなので敗退決定。しんしんと雪の降る中下山しました。下山後の山はすっかり荒れていたのであきらめもつきましたが。
南壁登攀は残念な結果でしたが、久しぶりに過酷な雪山バリエーションを満喫したし麓の稲子湯にも貸切で入れたので、それなりに満足な2021年の登り納めでした。

しかし無雪期はポピュラーな稲子岳南壁左カンテがこんなに難しいはずはないと思って帰宅後調べたら、やはり取付きが違っていたようなので再びリベンジを誓ったのです。

 

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