2023年05月10日@スーパーたこやん


メンバー:塚内、他会員外3名

5月10日水曜日、二子山のマルチピッチルート「スーパーたこやん」5pを登ってきた。

去年の4月にも登っており、2回目になる。

朝9時過ぎに股峠近くの林道に駐車。ルートの取りつきは弓場バットレスの前を過ぎて岩壁沿いに5分ぐらい進み古いフィックスロープのついた岩場。9時40分頃ルートの取りつきに到着、仲間の1組が登るのを待って10時20分頃に登攀開始した。12時40分に登攀終了で東岳山頂に出る。そこからは登山道(けっこう危ない)を徒歩で下山。

女性4名で、2名x2組で登る。それぞれ50mシングルロープ。

カムは私たちのペアは#0.5~#4まで1セット。ぬんちゃくは2人あわせて10本ぐらい。

(そんなにいらなかった気がする。)

1ピッチ目グレード5.8、25mを私がリードした。がばホールドを選んで登った。ボルトは3個あった。ザックが重くて苦しい。核心部にカムを決めて通過するが、石灰岩はクラックの中が不整形でカムが決まったのかわかりにくい。

2ピッチ目クラック20mはMさんリード。このテラスでビレイしているとアブやハチが寄ってきた。刺さないがうっとうしいので虫よけスプレーが欲しいところ。このピッチは5.8のクラックでボルトも2,3本あり、まあまあ登りやすいが、手も足もたてホールドになるのでパワーがいる。

3ピッチ目は15mぐらいの歩き。

4ピッチ目は30m、5.7のピッチ。前のチームがコミュニケーションで苦戦している。後でわかったことだが、リードしていたクライマーがピッチの切れ目がわからずに5ピッチ目の終わりまで行って、岩の裏側になり、声が通らなかったようだ。2ピッチつなぐとロープの長さもぎりぎりらしい。ここでかなり時間をロスする。

4ピッチ目を私がリードしたが岩がもろく、ホールドを引っ張らないよう、足で蹴らないように慎重に進んだ。それでも小石を落としたそうだ。5ピッチ目の少し手前の木にスリングを巻いてセカンドをビレイした。

5ピッチ目はMさんリードしてくれた。前回来た時はパートナーが1ピン目(真正面にある)にかけてから右に回ってフェースを登った。フェース自体は登りやすいが、つかんだホールドが次々に欠け落ちたので、あまり登られていない感じだった。記録をいろいろ読むとやはり左凹角がルートのようだ。

Mさんが左の凹角から取りついた。奮闘しながら1ピン目の上のテラスに立ち上がり、2ピン目にぬんちゃくを掛ける。左の壁に巻くと登りやすい(5.8)と教えたが直上は10aだと知ると、左の壁は見向きもせず、かぶった壁をまっすぐ上がっていった。お見事。

私もセカンドなのでハング直上をめざす。難しかったのは出だしの凹角を抜けるところだった。ロープを張ってもらい何とかテラスに立ち上がる。ハングをまっすぐ抜けるのは思ったほど困難ではなかった。

抜けたところが東岳の山頂。なんとも気持ちがいい。ちょっと休んで下山した。股峠に余分な荷物をデポしてあったので、ルートの取りつきまで戻る必要もなく、荷物をパッキングして車に戻った。

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