◎参加者:Sさん、Hさん、Tさん、N女子!(記録)
会のメンバー4名で、滝川本流を遡行してきました。
一応2級上の沢なので、心して臨みます。
※時間は凡そです。
2日(金)
23:00 都内発
3日(土)
02:30 出会いの丘(小宴会⇒仮眠)
06:00 起床
06:45 出発
09:15 釣橋小屋跡-入渓
12:00 古礼沢出合
12:50 古礼沢にてビバーク
4日(日)
04:00 起床
05:15 出発
08:15 雁坂小屋手前尾根
09:00 水晶山
12:00 黒岩尾根経由~林道入口着
「出会いの丘」に前夜泊し、翌朝出発しました。
お天気はまずまずですが、ゴルジュの多い沢なので、
もう少しあつ~いほうが嬉しかったー。
今回は、時間の関係で下部をカットすることになっていたので、
豆焼橋を渡ったトンネル横の黒岩尾根への道を登り、林道終了後10分程で左へ分岐。
そのまま斜面を下り、釣橋小屋跡へ向かいます。
このアプローチ、ナニゲに怖い&分かりずらいんですが、
踏み跡やテープを目印に、最後は急坂をくだりドンピシャで入渓点へ。
遡行図では、高巻きや懸垂が何か所かあったのですが、
基本的にはほぼ直登や、軽い巻きで済んでしまいました。
水量が少なかったんでしょうね~。
とは言え、2010年に例の多重事故が発生したパワームーブ系の
残置ロープのへつりなどは、かなり慎重に通過。
事故があった日に近かったこともあり、滝の入口にあるお地蔵様には
献花されたお花がまだキレイに残っていました。
ちなみに私はへつっても行けなくはないお釜を一度だけ泳ぎました。
さ、さ、寒い~~!!
水はかなり冷たかったです。
いくつかの滝登りもありましたが、大きな迂回がなかったこともあり、
予定より随分早く、昼頃にはビバーク予定地の古礼沢出合へ。
出合にはこの沢へ何度も入っているという渓流釣りの方がいて、
その方いわく、そんなにいつもより水量が少ないわけではないということでした。
メンバー協議のすえ、時間も余力も十分あるので、もう少し先へ進むことに。
その後13時前に、この日の行程は終了。
出合の後も、大規模な増水の危険がない日であれば、1~2時間
歩いた先にもビバークの適地は結構あるので、出合で他のパーティが
いた場合は先に進んでもいいと思います。
ビバークはツエルトとタープで。
ナニゲに立派なオウチだー!
その後は、明るいうちからたき火を囲んで、
釣りしたり(もちろん坊主w)、酒飲んだり、乾かしたりwと、まったりな時間。
ああ~ たき火って本当に癒されるぅ~。
前日が遅かったので早めの就寝で、翌日は4時起床、5時出発。
後半の古礼沢は難度の高い場所もなく、秩父らしいきれいなナメが続きます。
水遊びを楽しみながら、伏流を経て最後は源頭らしい景色が続き、ほとんど
藪こぎもなく(藪こぎ嫌いな私は狂喜!w)、3時間ほどで尾根の登山道へ。
その後は水晶山山頂~雁坂小屋を経て、黒岩尾根で下山。
(実は私は、この尾根の下山が一番ヘタれました。ほとんどアップダウンのない山道が
延々続き、景色もほとんど変わらない。。こういう道って疲れるー)。
正午には出発できたので、大滝温泉で2日間の「沢臭(笑)」を落として
サッパリし、お昼を食べて一路東京へ。
遡行中は他のパーティに会うこともなく(釣り人には会いましたが)、静かな2日間でした。
泊まりがけの沢登りの、こういうシミジミ~っとしたところが
個人的には結構好きだったりします。まだまだ沢シーズンまっただ中!