メンバー：Ｔ（Ｌ）、有枝（記録）
入渓点9：00 大倉尾根稜線12：20 塔ノ岳登頂後下山
秋深まる丹沢でＴさん企画のアイゼントレに参加させていただいた。
モミソ沢は会のロープワーク講習を行った懸垂岩の左側に位置する沢。
この時期の水量は少なく、遡行途中で枯沢になり、靴や服は濡らさずに済む。
冬靴に１２本爪のアイゼンを装着し、手袋も着け（手袋は途中で外した）、冬山の岩と雪のミックスを登ことを想定したトレーニングだ。
私は雪上のアイゼン歩行が苦手なので、雪上よりも歩きづらい岩をアイゼンの爪をガリガリ言わせて登るのは戸惑ったが、岩の窪みへのアイゼンの爪の立て方を教えていただき、感覚を徐々に掴みながら３段８ｍの滝はロープなしでなんとか遡行。
８ｍⅣ級の大滝で初めてロープを出し、Ｔさんリード。上部抜け口が悪く、Ｔさん４分ほどムーブを思考後、一気に抜ける。
私もフォローで同じムーブで試みたが、足場がつるつるでアイゼンが滑りテンションをかけてしまう。
テンションをかけてしまい、Ｔさんと私の違いは何かを考える。もちろん経験値の差はあるが一番大きいのは絶対に登るという気持ちの差かも知れない。
Ｔさんは４分の熟考のとき、2,3手先のホールドまで予想し、アイゼンの爪を巧みに使い一気に登ったそう。
私も登るとき、たとえフォローでもフリークライミングでも絶対に登るという強い気持ちで登りたいと思った。
大滝の後はガレた急斜面を登り大倉尾根に出る。休憩後、塔ノ岳まで登ることを快諾？していただき、いいトレーニングになりました。
楽しい山行をありがとうございました！