【会山行】2016年3月5日~6日@上越・金城山


◎参加者: M会長(L)、S田、S口、T橋、A枝、W(お試し)、N浜(記録)

【3/5】
1040塩沢駅着⇒タクシー
1130槻岡寺登山口発
1530標高1150m付近テント設営開始

【3/6】
0430起床
0600行動開始
0645山頂横の稜線付近着
0800テン場着⇒小休止・撤収
1100槻岡寺登山口着⇒タクシー
1131塩沢駅発

3月の会山行は、会長リーダーによる上越・金城山の雪稜登山です。

金城山は標高1400m足らずの山ですが、なにせ登山口の標高が200mないので、実際に上げる標高は結構あります。予定通り槻岡寺というお寺の登山口に着くと・・・・雪、全然なし~。今シーズンの雪の少なさには、もはや「慣れ」すら感じます(笑)。タクシーの運転手さんいわく、いつもの年の半分以下、ということでした。

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今回はお試し山行として参加してくれたWさんもいましたが、冬山経験も道具もあるということでサクサク準備も進みます。頼もしい~!

1日を通してほとんど風がなく、まるで夏山のように照り付ける太陽。そんな山を、テン泊装備でひたすら標高を上げる・・・・しゅ、修行・・・。
とにかくダラダラと汗が止まる暇がなく、半袖で歩いても暑いんじゃないかという暖かさ。途中からはわかんを付けて登りましたが、完全に春のザラザラ腐り雪で足がズボズボはまり、これがまた疲れる・・。全員黙々と標高上げ。ルートは基本的に夏道をトレースします。

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800m付近を過ぎたあたりからはややヤセ尾根になり、ようやく雪山の風情。気を引き締めて登ります。15時過ぎに、地形図ではわかりずらい尾根の右側にテン場に適地のくぼ地を発見。時間的にもちょうどよく、ここをテン場として整地。今回は人数も多いので準備もスムーズに進みます。

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2張りのテントを設営した後は、さっそく宴会。
冬山で荷物に入れることはまずないのですが、今回ほどビールを持ってこなかったことを後悔した山行はないかもしれない・・・・。それほど暑かった!

あたりが暗くなり、それぞれのテントで夕飯の準備を進めていると、遠くから「ドオ~~ン」「ドオ~~ン」と地響きのような音が・・・・。

雪山でこういう音を聞いた時、まず考えるのは「雪崩」。隣のテントも同じことを考えたようで、「・・・なんか音しない・・・?」と声がかかります。

この時間のこの雪の状態で雪崩なんてありえない!と思いながらも、山では何があってもおかしくはないので、やや緊張の面持ちでテントから這い出します。

そしてコワゴワ周りを見渡すと・・・・・

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なんと、空の向こうに花火!!
(※写真はイメージですw)

近隣のスキー場が、週末の宿泊客のために花火を上げていたようです。
も~~紛らわしい!! まあキレイでしたけど(笑)。

でも、それだけ人里が近い山なんだな~ と、改めて実感。

20時頃には両テントとも就寝し、翌朝は4:30起床、6:00出発。この日も天気は良好。朝で雪も昨日よりはグッと締まっていて歩きやすい。最後の急坂はあったものの、1時間もかからず山頂横の稜線に。向かいの巻機に朝日が当たり、「雪山に登るのはまさにこのため!」というような美しい光景が広がります。

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本当の山頂はその数十m先の避難小屋横のようですが、そこに行くまではナイフリッジが続き、雪庇にはだれから踏み抜いた穴が・・・。コワ! というわけで、今回はここで終了し、サクサク下ります。テント場でデポしておいた荷物をパッキングした後はひたすら下山。

10時頃になって11時台の電車に間に合う可能性が出てきたので、若干ピッチをあげて11時前には登山口着。あらかじめ頼んでおいたタクシーに乗って、11:10には塩沢駅に到着。3時間に1本という上越線を待つこともなく、11:31の電車にスムーズに乗ることができたのでした。

とにもかくにも3月の上越ではあるまじき暑い週末でしたが、天気もよく行程もスムーズで充実した山行でした。個人的には、テント場になったくぼ地を地形図から読み取るのがとても難しかったので、もっと地図読みちゃんと勉強したいな~と改めて思った次第でした(と、沢の後も毎回思っている気がするww)。

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