2016年5月29日@西丹沢·下棚沢·本棚沢


参加者:高山

509平井駅 703新松田駅 720新松田駅バス発 830西丹沢自然教室 855下棚 910下棚高巻開始 945高巻終了 1100終了点 1110畦ヶ丸 1140善六ノタワ 1200本棚 1225本棚高巻開始 1235本棚落口 1320二俣 1350登山道 1520西丹沢自然教室

6月会山行で下棚を登るための事前偵察。ついでに本棚沢も溯行。
自然教室の駐車場は当然だが8時時点で満車。大滝沢や箱根屋沢も満車の様子。

下棚

下棚

西沢登山道から分岐すると、すぐに下棚が朝陽に眩しい。登るために見に来ているので、飛沫を浴びてもマイナスイオンの爽快感はなく 悪いとしか思えないのが勿体ない。下部を少し登ってクライムダウン。残置ハーケンやリングボルトがそこかしこにある。ヌメっておりフェルトがベターだと思う。

高巻きは登山道かというほど踏まれているが、沢に降りるトラバースで急に不文明になる。スズメバチも飛んでいて恐いので素早く通過。一応高巻懸垂のためにロープ持参したが結局使わず。下棚上の連瀑を一度に巻いたので、その後は特に問題となる滝はなし。2段12m滝手前で男女二人パーティーを追い越した以外は沢中では誰にも会わず。畦ヶ丸南東のコルに詰める。眺望なし。

善六ノタワ経由で本棚に戻る。ブナ尾根が気持ちいい。

本棚

本棚

本棚では高校生の学校登山と一緒になり偵察どころではない。凹角を探るが下棚と異なり残置ハーケンは見当たらぬ。靴はやはりフェルトかと思う。下棚より茶色い岩は更に脆くて強くカチ持ちすると剥がれてくる。水流近くのフェースにスリング垂れているが問題外。凹角をパッと見る分には下棚より簡単そうだが トポのルートは上部で水流に寄ってツルツルのフェースを横切っており、登ってみなければ分からない。

本棚の巻きは下棚ほど明瞭ではない。ザレており足元も崩れがちだがピタリと落口に降りる。山勘も鈍っていないと独りほくそ笑む。
下に高校生達が見えるが こちらに気づかないようだ。
本棚上には大きな滝はなく問題ないと思っていたが甘かった。大体巻くのだがザレ斜面なので全て悪い。F3の7m滝は右にワイヤーがぶら下がっていたので掴んで上がったが 糸のような数本で辛うじて繋がっていただけで殆ど切れかけ。危ないので引き上げておいた。
本棚沢は短いが、巻きも含めた難度は下棚沢より若干高いのではないだろうか?
二俣から先は短いが、本日2回目の畦ヶ丸への詰めで、ダレる。最後の白ザレを真っ直ぐ詰めたら 畦ヶ丸東の尾根に出て終了。尾根は少し枝払いがされており 登山道まで楽に出られる。
帰りも善六ノタワ経由。もう一度本棚と下棚を見学。初見はどうしても圧倒されるが 時間をおいて二度目だと落ち着いて観察できる。
帰りはブナの湯に寄る。バスの往復切符とセットで2250円。16時過ぎると風呂も空いていた。

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