◎参加者:高山(L)、有枝(記録)、会外1名
前夜19時平井駅集合
吾策新道入口手前の取水口に駐車、星を眺めてゴロ寝
22時過ぎ就寝
430起床
525出発(735m)すぐに入渓
750井戸小屋沢出合(890m)
950二俣(1310m)
1300万太郎山頂50m下の北尾根(吾策新道)に出る
1530駐車場着(吾作新道経由)
今年に入り高山リーダーに、伊勢沢、下棚沢、小常木沢に連れていっていただき、いずれも中級で、技術的、体力的に難しい内容でついていくだけで精一杯でした。
今回の井戸小屋沢は、万太郎谷下部オキドウキョウの先から右に入り、万太郎山直下の稜線に出る。 詰めのシャクナゲ漕ぎ40分を除く標高差1170mすべて渓を遡る滝が多いコース。
万太郎谷では淵のへつりトラバースでドボン。流れに逆らいながら泳ぎ、再度ホールドにしがみつこうとするがなかなかホールドを掴めず、焦りと恐怖が少し入り混じる。
流れに体を取られそうになるのが沢登りで私には一番恐怖である。
そんなトラバースを終えて束の間、大介さんが隊長に呼び止められる。高さ6mはあろうかという滝下の釜にダイブせよとの命令。眼下はきれいな釜。意を決して大介さんダイブ!
こんなとき私は他人事として観ているだけなのに、隊長は私にまでダイブの命令。絶句するも、隊長命令なので滝の対流から離れたところを目がけてダイブ!
飛び込んでしまえば怖くはなく、一つたくましくなったかな?当然ながら隊長もダイブ。
小障子沢を過ぎて2本目の滝、3mCSは滝芯をシャワーを浴び、丸いチョックストーンにしがみ付く。瀑水で一瞬息ができなくなるのを堪えて登る。
こんなところをよくリードで。。。といつも敬服。(リーダーはこの滝が一番難しかったそう)
左俣の30m3段の大滝は左から高巻いて、2段目滝上にトラバース(ガイドには懸垂下降とあるが、今回は一度もしなかった)。岩が脆く、トラバースでスタンスの岩が崩れテンションがかかってしまう。
ガイド本最難関となっている5m+4m連瀑では、4m滝で互いの肩を足場にする。私も大介さん(65kg!)を肩で支えた。やればできる!
要所で隊長にお助け紐やロープを出していただき、ありがたく安心して登れる。
詰めに近づくと簡単な滝では私もリードさせてもらう。セカンドを肩がらみでビレイするのも初めての経験。
詰めの藪漕ぎはシャクナゲ、ハイマツで歩き辛く、やっと稜線に。
盛りだくさんの内容の充実した沢登りをありがとうございました。