2019年12月29日 浅間山(前掛山)


メンバ;Aさん、T(記録)
天気;晴れ

体が鈍ってしょうがない。

今年の暮れは甲斐駒へ行こうとAさんから誘われて
標高差のガツンとある黒戸尾根を地形図で眺めて
その夜から何年ぶりだろう、5kmランを再開した。
決行の日が近づくと天候がかなり悪くなる予報が出てきた。
それで日帰りにするならどこへ行く?という話になり、
ふと行ってみたいなと思っていた浅間山を挙げたら意気投合した。
朝、浅間山荘に着いたら既に車が何台も止まっていた。
厚手の靴下を履き、靴を履き、上からチェーンスパイクをつける。
今日はもうこれで登る。
気温は-8度。
テルモスのコーヒーを最後に一口飲んで歩き始めた。
一の鳥居を過ぎ、不動滝のあたりで6、7人の先行パーティに追いつく。
そこから先は黙々と樹林帯を歩く。
2時間余り歩いて火山館に到着し小休憩する。
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そこから少し歩くと雪化粧した外輪山が出迎えてくれる。
更に進むとようやく樹林帯が開け、浅間山本体が出迎えてくれる。
溶岩が山腹に点在してその間から白い雪がしみ出したように垂れ積もっている。
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遮るものが無くなり風が出てくる。
サングラスを取り出すが自分のサングラスは割れていた。
かっこ悪いが仕方ないのでそのままつける。
山腹を斜上するように登る。
前方に黒いヤッケの先行者が見える。
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近いようでいて、なかなか追いつかず、
かなりの間先導してもらった。
お鉢の手前でようやく追いつき、
ここまでのトレースのお礼を告げて先頭を代わる。
トレースが無くなりどうやら今日一番乗りだと二人とも感づく。
雪はクラストしていてかなり歩きやすい。
吹き溜まりでは稀に踏み抜くがせいぜい膝までなので足が抜けなくなることもなかった。
お鉢からすぐ着くのだと思っていたが意外と傾斜がある。
無言で登高を続ける。
沢沿いでは強烈に感じていた硫黄臭が頂上付近ではまったくしない。
頂上に到着。
標識にエビのしっぽが付着しているので
ピッケルで削り崩して記念撮影。
360度パノラマビュー。
外輪山、白根山、四阿山、谷川の方まで見える。
奥には北アルプス。
雲一つない絶景で、ふたりで雄たけびを上げた。
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風速は10m/s程度で独立峰にしては今日は穏やかな方だろう。
それでも写真撮影のためにインナー手袋のみになるとそこからチンチンに指先が冷える。
腕を回して指先に血を送る。
お鉢を下降してシェルター付近で飯を食べる。
テルモスの浅煎りのコーヒーがうまい。
食事がすんだら下山。
下りではさすがにピッケルを出そうかと思ったが、
雪質もまだ腐らなそう。
朝付けたステップを後続が固めてくれているため、そのまま下った。
浅間山荘で硫黄温泉に入る。
今年はプライベートで色々あったので来年もイベントが多いと良いなとぼんやり思ってたらのぼせてしまった。

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