【会山行】2022年4月9日~10日@仙ノ倉山北尾根


◎参加者:荒木(L)、澤田、長濱、河原、喜多、上林(9日のみ)

◎天気:両日ともに晴れlarge (1)

4/9(土)
09:30 毛渡沢橋先の駐車スペース 出発
10:45 群大ヒュッテ
12:15 小屋場ノ頭(上林さん引き返し地点)
15:30 シッケイノ頭(テント場)

 

4/10(日)
03:30 起床
04:50 シッケイノ頭 出発
05:55 仙ノ倉山 山頂
06:50 平標山
09:45 元橋バス停 下山

 

4月の会山行は仙ノ倉山北尾根に行ってきました。
3月にも計画したが天候悪くて一月ずらして行きましたが、今年は雪が多かったのでまだなんとか大丈夫でした。
毛渡沢橋の路肩は小水力発電工事のために車が止められず、林道を少し入った線路高架下の脇に駐車した。IMG_7855
まだ雪はたっぷり残っているがGWのような気候で最初から暑く、長袖ベースレイヤーのみで登る。

最初除雪されていたアスファルトの林道もしばらく進むとショベルカーが停まっていて完全な雪道となり、トレースをたどって行くが、幸い雪は締まっていてほとんど踏み抜くこともなくて歩き易い。

1時間半ほどで順調にバッキガ平、群大ヒュッテたもとの橋に到着。この林道の少し先からいよいよ北尾根に取付くが、初っ端から急登。最初はトレースはなかったがしばらく登ると先行パーティのトレースに合流。とにかく小屋場ノ頭までツボ足で黙々と登ること1時間半、やっと傾斜が緩むと小ピークに出て一気に前面が開け、仙ノ倉山をはじめとする主脈の山々が連なり、背後には日白山からタカマタギの稜線が聳えてここまでの苦労も報われる素晴らしい景色で疲れが癒される。
小屋場ノ頭から仙ノ倉山をバックに

小屋場ノ頭から仙ノ倉山をバックに

タカマタギの稜線をバックに登る

タカマタギの稜線をバックに登る

日帰りの上林さんとはここでお別れして我々は先へ進む。目指すシッケイノ頭はまだまだ遠い。

目の前に見える美しい北尾根の稜線をひたすら進むだけなので迷うことはないが、先行トレースは有難い。リッジだったり急斜面の登りやトラバース、一部藪漕ぎがあったりと、なかなか変化がある。
そしてシッケイノ頭の手前のピーク1627mで2人組の先行パーティに追いついた。彼らはここで泊まるとのことでテン場整地を始めていたが、我々の6テンではここは少し狭い稜線で整地に手間がかかりそうだし、まだ時間はあるので我々はもうひと頑張りしてシッケイノ頭まで登ることに。
シッケイノ頭手前の雪壁

シッケイノ頭手前の雪壁

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シッケイノ頭手前は雪壁といえる位の急斜面、スリップしたら止まりそうにないのでしっかりステップを切って登った。そして傾斜が緩やかになったら再び前面に視界が開けて広々とした雪原のシッケイノ頭に到着。
早速整地してテントを張り、雪で宴会用の椅子と机も作って、仙ノ倉山頂をバックに上越の山々を眺めながら貸切の一等地で、頑張って担いで上がった宴会用の食べ物飲み物で春の陽気の中、日が暮れるまで楽しんだ。
シッケイノ頭のテン場

シッケイノ頭のテン場

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計画では2日目は仙ノ倉山頂をピストンして北尾根を下降する予定だったが、雪が緩んだ急斜面の北尾根をテン泊装備を担いで下降するのはリスクあると判断、全装備担いで平標山を越えて元橋バス停に下山することに変更し、3時半起床と決めて就寝した。
シッケイノ頭の雪原を歩く

シッケイノ頭の雪原を歩く

2日目はアイゼンを着け、ヘッデン点けてスタートするがすぐに明るくなり、谷川岳あたりから日が昇ってご来光を拝む。思ったよりも急な斜面を登って前衛峰を越え1時間ちょっとで仙ノ倉山頂に到着。春霞がかかった空で初日よりは遠くまでは見通せないが良い天気。山頂はすっかり雪は溶けて地面が露出していた。我々以外は誰もいないが謎の荷物がデポされていた。IMG_8018
この先は緩やかな縦走路で日当たりのいい稜線は雪解けが進んでいて木道や木の階段が露出している。平標の山頂直下にテント1張り。平標山頂も我々以外誰もいない。ここまで来ると苗場山がだいぶ近くなる。

右:平標山、真ん中:仙ノ倉山と北尾根

右:平標山、真ん中:仙ノ倉山と北尾根

この先は松手山経由で下山。雪道と登山道のミックスで歩きにくく思ったよりも長かったが危険な箇所はなく、やはり北尾根下降でなくこちらを選んで正解だった。途中雪道のトレースに騙されてコースをロストしたが少し藪をトラバースして登山道に復帰した。こちら側までくると登山者とすれ違うことが多くなった。
そして元橋バス停に下山。残念ながら自販機も何もなく1時間以上太陽に照らされながら越後湯沢行のバスを待った。

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