2022年12月25日@宝剣岳サギダル尾根


◎参加者:長濱(記) 他会外2名
◎天気 :軽雪(稜線風強め)

▼12/24(土)
2000 都内発
2330 菅の台P着(仮眠)

▼12/25(日)
0630 起床
0830 バス乗車
0930 千畳敷ロープウエイ山頂駅着
1000 発
1230 サギダルの頭
1310 千畳敷ロープウエイ山頂駅着

今シーズンの雪山初めは、初級とは言えバリエーションのサギダル尾根(いきなりかw)。

前日わりと早く着いてテントで長めの宴会をしてしまったことが仇となり、翌朝軽い頭痛が・・・(失敗した!!)。

それでも天気はまずまずでテンションは上がり気味。臨時便で出た2台目の始発バスに乗って一路千畳敷ロープウエイ山頂駅へ。
・・・・しかし。
ロープウエイが高度を上げるにつれ視界はどんどんガスの中へ。。降りた頃には強い風で、誰かが扉を開けるたびに「ヒュウウゥゥ~~~~!!」という風の叫びが聞こえます。
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・・・うーん。。。萎えるわ~。。( ;∀;)

でも行けない状況ではないので、準備をして外へ。千畳敷ホテル前は腰上くらいの積雪。雪も比較的安定しています。ただホワイトアウトというほどではないものの、視界はほとんどありません。風もわりと強く体感温度がどんどん下がるので、とにかく身体を動かすべく黙々と進みます。
歩き始めて間もなく先行する5人パーティに追いつき、そのあと先頭を交代。
斜度のあるところは胸までのラッセルなうえ、積りたての軽い雪はかいてもかいても固まらないので「進んでナイ感」がすごいw
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行程の半分ほど進んだところで岩が露出するエリアに入りましたが、雪が多いのでしばらくはステップ切れば進める状態。ところどころにワイヤーが張られていて、これはお助けになるのでロープの必要がないというのもあり。
その後もっとも切れ落ちた1か所だけ念のためロープを出して、結局ロープを出したのはこの1pのみでした。寒すぎて写真はなしw
ロープを出す間の待ち時間は下から吹き上げる風がとにかく冷たく、無意味に大声出して体を温めてましたw 記録では2~3ピッチロープを出すパーティが多いようなので、まあ雪がつくことでだいぶ変わるんでしょうかね。

その後は斜度はキツイもののステップはしっかりしていて、12:30にはサギダルの頭に到着。
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宝剣側は狭いリッジもあるし稜線上はかなり風が強かったので、とっとと降りようと極楽平経由で。30分程であっという間に戻ってきました。

最後のここの斜面は、実は数年前の残雪期にBCスキーで転倒し、数10m滑落した因縁の場所(苦笑)。あの時はカリンカリンの氷の斜面でしたが、今回は腿あたりまで埋まる軽い雪だったので、ガシガシ降りることができました。
本当に雪山は状態で難易度が全然違いますね。。
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シーズン初の雪山は、たいてい何か準備不足があるんですが(靴のインソール忘れたとか、アイゼンのサイズ調整がスキー靴仕様になったままだったとか・・・)、今回はとりあえず何事もなくスムーズにいってよかったです。
帰りの温泉が本当に骨身に沁みました。。

2022-2023雪山シーズン、スタートです。

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