2023年9月2日@瑞牆山大面岩左稜線

◎参加者　荒木（記録）、長濱
◎くもり時々晴れ

• 7:30 チップの駐車場
• 9:30 左稜線取付き〜 13:40 大面岩トップ
• 15:00 チップの駐車場

瑞牆の大面岩左稜線を登ってきました。瑞牆マルチにはレアな、ほとんどカムが要らないボルトで安心安全のマルチルート。とは言え10ピッチ中5.10cのフェースや5.10aのワイドクラックもあり登り甲斐のあるルートです。
天気はまずまず、たぶん夕立の心配もない、ということでチップの駐車場を7:30頃に出発してまずはアプローチ。
カンマンボロンを過ぎて大面岩の麓を回り込んで行くのですが、前情報でアプローチ迷うよと聞いていたにもかかわらず、やっぱり間違えました。みんな間違うので踏み跡しっかりついてました。古びたボルトが連打された偽の取付きに着いて登る準備を始めたものの、どうしても違和感が拭えず右側に見える岩の方が正しい左稜線なのではないかという気がして、もう一度戻って探したらやはりそちらが正しい取付きでした。（ちょうど別の2人組も探しているところでした。）危うく違うルートを登ってドツボにハマるところでした。
ということで1時間ほど無駄にしましたが気を取り直して登ります。

定石どおり1P目は省略して2P目から。簡単なスラブからワンポイント難しい所を越えて立木でビレー。
3P目も簡単。
4P目はトラバースに10aがついていて緊張したが特に問題ない。
5P目は10cのカンテとスラブで核心、出だしのハイステップと思い切りが必要なムーブでした。（フォローだと思いっきりいける。）

6P目は10bのフェース、フォローの長濱さんによると右側のカンテ側にホールドがあったらしいが見つけられずA0で突破。5P目よりも難しい気がしたのは自分だけ？
7P目も怖いトラバースからその上も難しい10aのザ・スラブでした。
8P目は簡単。
9P目は第2の核心ワイドクラック。長濱さんご希望でリードしてもらう。最初はバックアンドフットのチムニーからどんどん幅が狭まり最後はOW。ボルトが打ってあるので怖さはないけど最後の最後で体が上がらなくて悶絶してました。

最後のピッチはほぼ歩きで終了。
大面岩のピークは瑞牆の岩が見渡すことができて、クライマーでなければ見ることのできない絶景、これ見るだけでも登る価値あり。

ピークの裏側にしっかりした下降点があってそこから懸垂で降りて、あとはのんびり戻りました。 とにかく楽しめる１本でした。また登りたい。