2023年9月10日@一ノ倉沢烏帽子沢奥壁南稜


◎参加者 河原、荒木(記録)
◎くもり時々晴れ
  • 4:00 谷川岳ロープウェイ駐車場 出発
  • 4:40-5:00 一ノ倉沢出合
  • 6:00 テールリッジ末端
  • 7:00 南稜テラス
  • 10:00 南稜登攀終了〜6ルンゼ下降
  • 12:00 南稜テラス
  • 14:00 一ノ倉沢出合
  • 14:50 ロープウェイ駐車場 下山
日曜日帰りで谷川岳一ノ倉沢クライミング、烏帽子沢奥壁南稜を登ってきました。

朝1時に車で出発し、谷川岳ロープウェイ駅駐車場を4時にスタート、まだ真っ暗な中ヘッデンをつけて一ノ倉沢出合まで歩き、少し明るくなってから一ノ倉沢へ入っていきます。
夜明けの一ノ倉沢

アプローチの高巻きでは朝露で濡れた葉っぱでびしょびしょになり、テールリッジ末端へ懸垂下降。先行パーティを途中で追い越してテールリッジを登って南稜テラスに7時頃に到着。
テールリッジの登り

取付にもルート上にも他に誰もいなくて1番乗り。結局この日はそんなに天気も悪くない日曜日だというのに、テールリッジで追い越した1パーティが同じく南稜に取り付いていたのみで、他のルートも誰も登ってなくて一ノ倉沢ほぼ貸し切りという、平日かと思うような日でした。アルパイン人口、そんなに減っているんでしょうか?

この南稜はアルパインクライミングの入門ルートと言われ、確かに支点はしっかりしているし岩も比較的安定しているので他の一ノ倉のルートに比べれば登りやすいかもしれませんが、アプローチの悪さと濡れた岩がよく滑ること!フリークライミングの技術的な難しさとは全く別次元のアルパインクライミング、一つミスると命の保証がない怖さは普段乾いた岩に慣れている身としてはやっぱり痺れます。

金曜日の台風の雨でまだ壁は濡れている箇所も多く、1P目後半のチムニーがまずツルツルで登りにくい。3P目の草付きでは再びびしょびしょになった。
4P目は快適
5P目の馬の背リッジも乾いて快適だがガスってきた。
最終7P目はやっぱり濡れ濡れの岩で迷わずA0突破で無事完登。
終了点からの懸垂もトラブルなく終えて、安全第一で無事に下山できました。

快適なクライミングとは言い難いものの、久しぶりにアルパインを堪能して十分にお腹いっぱいになりましたが、これはこれでやはり終わってみれば楽しかった。

ちなみに一ノ倉沢にも雪渓はほとんど残っておらず水量も非常に少なくて、麓のトイレや登山指導センターも渇水で水が止められていました。
ひょんぐりの滝もこの水量!

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