2023年9月16-17日@小仙丈沢


参加者:上林(L,記録)、佐々木、長濱、 大石
9月16日(土)
北沢峠(13:05)~小仙丈沢入渓(14:50)~テン場(15:35)
中央道の大渋滞で予定のバスに乗れるかどうか心配したが、何とか仙流荘 12:10発のバスに乗れて北沢峠に到着し、広河原方面に歩き出す。下界の暑さとは全く違って実に快適。北沢橋から野呂川沿いの道に入って沢を一つ越えて小仙丈沢に入渓。堰堤を超えたり倒木を超えたりしながら遡行すると あっという間に本日のテン場となる標高2000mの草地に到着。先客は2人組の1パーティーのみ。なんとか4人寝られるスペースを見つけてタープを張る。周囲には乾いた薪が無限にあり、半径5mで焚火に十分な薪をゲット。焚火を初めて夕宴を開始する。暑くもなく寒くもなく虫も少なく実に快適。つまみは蒸しナスと麻婆春雨。メインは秋を感じさせるサツマイモとサバ缶の炊き込みご飯。お腹いっぱいになり チビチビ飲みながら楽しい時間を過ごす。夜は月明りが無く 満点の星空。夜半からオリオン座も見えて季節の移り変わりを感じる。

9月17日(日)
テン場(5:45)~下の滝(6:00)~上の滝(7:05)~稜線(10:50)~北沢峠(14:30)
4時過ぎに起床して朝食を食べてテキパキと支度をして予定より早く出発。快晴でとても気持ち良い中を遡行する。すぐに下の滝に到着。ここは簡単に登れる。1段目は左岸の岩場をフリーで登り2段目は左岸の草地を登る。下の滝を超えると茶色く滑ったところが徐々に増えていく。後ろを振り返ると北岳がそびえ立っているいる。快晴の中 しばらく遡行すると上の滝に到着。直登できそうに見えたが安全策を取り左側の枝沢を登る。岩も乾いていて簡単に登れた。瀧口から踏み跡をたどって右側の本流に戻ったつもりだったが少し登ったところで右側の枝沢に入ってしまった事に気が付いて滑った沢を慎重に下る。右の枝沢に入る手前に直登する踏み跡を見つけて登ると、本流に容易に戻れた。早めに気が付いて良かった。
ここからは この沢の真骨頂の開けた美しい沢が続くが、滑りが徐々にひどくなり、ラバーソールの沢靴には辛い遡行が延々と続く。気温も低くないので水流をジャブジャブ歩きたいところだが見るからに滑っているので ひたすら乾いた岩の上を歩く。水が枯れてしばらくすると小仙丈岳のカールに到着。稜線を歩く一般登山者の渋滞が見える。しばらく緩い草地を登った後、本日最も辛い急なガレ場を登る。ここしか無いと思われる所を登るとガレ場の中に踏み跡があり、皆同じルート登るんだなと思いながら一頑張りして稜線の登山道に到着。いやー疲れた。3名だけ往復1時間弱の千丈岳をピストン。久しぶりに3000m峰のピークを踏んだ。
この後長い下山だが都合よく雲がかかって、長い長い下りを 大汗をかかずにゆっくり下る。今日一日だけで、泊まりの荷物を背負って 標高差800mの登り+標高差1000mの下り。なかなかのハードワークだ。北沢峠に到着するとフル回転する臨時バスのおかげで、冷えたジュースを買う時間的余裕もなくバスに乗れて仙流荘に到着。風呂に入って汗を流せるのは嬉しいが 下界は暑い。一時間ほどで飯島町在住の元会員の土川君が住む家に到着して、中央アルプスに行った別パーティーも合流して久しぶりに大勢で賑やかな夜を過ごした。用意してくれた地元のソースカツ丼も 大量の果物も美味しかった。土川君に感謝!

9月18日(月)
明け方冷えてザックからシュラフを引っ張り出すほど。8時半オープンの近くの農産物直売所で買い物して まっすぐ帰京した。午前11時から既に小仏トンネルの渋滞が始まっていた。3連休の最終日恐るべし。

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