【個人山行】2016年1月31日@八ヶ岳 峰ノ松目沢


◎参加者: 高山さん(L) tuさん  htさん 赤岡(記録)

0610美濃戸口
0828松目沢出合(2070付近)
1307峰ノ松目山頂
1603赤岳鉱泉
1800美濃戸口

天気 晴れ時々曇り

八ヶ岳峰ノ松目沢へ行ってきました。

八ヶ岳山荘の駐車場に車を停め出発するが既に空が明るくなりはじめていて少し変な気がする。ここ最近まだ日が昇る前からの行動が多かった為だと思う。
美濃戸山荘のベンチで小休憩、と、ここで高山リーダーがハードシェルからソフトシェルに着替える。なにやらとても温かく防風・速乾性も良いらしい。
なかなか見た目もカッコ良く、モン◯ルかミ◯ーか◯◯ゴニアですか?と聞くとユニ◯ロだと言う。
え、この冬山にユニ◯ロですか。と思ったが、自分もインナー上下に中間着もばりばりユニ◯ロであった。w

山荘出発後、林道終了点から堰堤手前の橋を渡り、そこから橋3つ目で登山道からはずれて一旦やや左に向かい一本沢を見送り、その次にある沢が松目沢出合であった。私達はその3つ目の橋からはずれた場所でハーネス、アイゼンを装着する。image

F1 25m Ⅲ
F2 15m Ⅳ
2つともよく分からず、多分雪に埋もれていた為あっさり通過。

F3 5m Ⅲ
(赤岡リード tuさん・htさんはセカンド 高山リーダーは右岸側から高巻く)

ここで先行パーティーの2組に出会う。右岸側を登っているパーティーはセカンドが登り始めていたので私達もそちらから。
赤岡リードで登攀開始。
去年、赤岳鉱泉アイスキャンディーで初アイスクライミングデビューを果たしたがあれはトップロープ。
さすがに1年ぶりでありしかも初リード、しかも朝一!だけあってちょっと緊張するが慎重にゆっくり登り滝口を抜ける。抜けた先にはフリーで先に上がっていた高山リーダーが既にセカンドのビレイ準備をして頂いていたのでそこで私と交代。image

F4、F5は確かロープ出す必要もなく全員フリーで抜ける。

F6 20m Ⅲ
ここも傾斜もさほどなくhtさんはフリーで抜ける。
私は高山リーダーにtuさんはアイス初なのでロープを出せと指示を受ける。
ロープを結びビレイ無しで赤岡がフリーでいき下にtuさんを1人残し高山リーダーがビレイを交代。

F7 3m Ⅲ やや垂直
(htさんリード tuさんセカンド 高山リーダー&赤岡 フリー )image
F7で先行パーティーにまた追いついたので少し待っていると、なにやらF6でtuさんのビレイをしている高山リーダーの怒鳴り声が。あれ?なんか◯ーWALLでもたまによく見かけるシーンだなと少しほっこりする。・・・いやそれはyさんか?

F7はやや垂直気味でなかなか難しい感じ。リードで抜けたhtさんのセカンドで登るtuさんはアイスクライミング用のアックスとは言い難いアックスなのでかなり苦労している様子。アイゼンも普通の平爪なのでなかなか氷に刺さらない。そこに更に追い討ちをかけるが如く高山リーダーの指導が入りtuさんは発狂し壊れかけてました。う、うーんなんとも言えない。
(あとから聞いた話だがtuさんが言うには、どうも高山リーダーからは凄く緩やかな滝しかなく楽勝な沢と聞いていたらしい)

F8 10m Ⅴ+ 垂直
(赤岡 リード 高山さん・tuさん・htさんフォロー)

本日の核心でありまさにアイスクライミングだな的なバーティカルな滝。
私は、先行パーティーの中にいる見た目と、妙な落ち着きと、仲間うちの会話の様子からして確実にデキそうなクライマーさんの登攀をじっくり観察し、アイゼンを付けながらにしてのフリーの動きというか足捌き、腕の振り方、氷の狙い方、かつ豪快さと繊細な動きの使い分けをパクらせてもらい、結構あっさりF8を抜ける。image

と抜けたはいいが、ここで確保を何処でやろうかと支点にできる潅木や岩を探すが全く見当たらずセルフビレイ無しの、座り込んでの踵で突っ張りながらの肩絡みでビレイを開始(まあ、皆んな何とか上がってくるだろうと安易な考えでした)したが、次にフォローで登攀開始したhtさんが登攀直後に落ちてしまいビレイしていた私の左肩にロープが一気に食い込む。
私が引っ張り上げるのも困難極まりなく自己脱出もできない。絶対絶命だったが高山リーダーになんとか手助けして頂きhtさん一旦地面まで降ろしてもらいました。
その後、数分休憩させてもらいその間に辺りをもう一度よく見渡すと山頂向かって右側にビレイするのに丁度良い岩が!!
すかさずそっちに支点をつくり、セルフもバッチリでようやくしっかりしたシステムをつくる。
今度は高山リーダーにフォローで登ってもらいtuさん・htさんのザックだけを先にあげ、身軽になった2人にようやく登ってもらいなんとか全員抜けました。

F9 5m Ⅲ

F9はまあ然程難しくはなさそうだがみんな少々疲れきっていた為、左岸から高巻く。

F10 3m Ⅲ

全員フリー  非常に簡単。

ここで終了らしく30mほど登るとそのまま赤岩の頭方向にトレースは続いている。image
峰ノ松目山頂方向にはトレースはないが折角なので行きたいとtuさん。
みんなで膝下ラッセルしていざ山頂へ!image

その後、赤岩の頭→赤岳鉱泉経由で美濃戸口までのんびりゆっくり下山しました。

2016年1月31日AM9時 天気図

天気図載せて頂き有難うございます。

今回の山行は、私自身がいろいろと反省すべき点が多々あり皆さんに大変ご迷惑を掛けてしまい大変申し訳ありませんでした。
この反省点を次の山行に活かせる様にしたいと思います。

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