【個人山行】2016年4月28~30日@千畳敷BCスキー


◎参加者:N(記録)、他会外3名

4/28(木)
AM発⇒大町泊

4/29(金)
0500 宿発
0530 扇沢駐車場
   ⇒悪天のため30分車で待機するも、回復見込めないと判断し撤退
1600 観光ののち伊那泊

4/30(土)
0530 宿発
0600 菅の台BS
0800 駒ケ岳ロープウエイ発
0930 出発~宝剣岳
1230 千畳敷駅~
1400 菅の台BS発⇒帰路

本来であれば27日(水)深夜発、初日は針の木雪渓~蓮華岳で大沢滑降という計画でしたが、悪天予報だったため出発日をずらし、木曜は宿泊のみ。大町の温泉を満喫しましたw

前日しっかりレストしたため、翌日木曜は意気揚々と出発したものの、扇沢の駐車場はまさかの雪・・・。加えてかなりの強風で吹雪になっていて、30分程車内で停滞しましたが、天気図的にもこのまま終日回復は難しいと判断、無念の撤退となりました・・・。

針の木は以前からすごく滑りたい場所だったので本当に残念でした。。まあでもここで突進しても危ないだけですし(実際蓮華ではこのGWに遭難事故もありました)、自然相手である以上仕方ないので気持ちを切り替えて、次の目的地である千畳敷まで長野を縦断しながら観光行脚w わさび園~ワイナリー~奈良井宿~ソースカツ丼にローメンと、長野の魅力(主に味覚)を満喫しました。長野には年間何度も来ますが、こんな時じゃないと観光地に行ったりしないのである意味新鮮(笑)。長野のワインは近年かなりレベル上がってます!
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この晩は伊那に宿を取り、地元のお酒「中乗さん」で宴会後就寝。
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翌朝は待ちかねたピーカン! 暑いくらいの日差しの中、菅の台に車を止めて一路千畳敷へ向かいます。日本で最も高い駅・千畳敷は約2600m。ここまであがると、(例年に比べれはかなり少ないですが)さすがにまだまだ雪は豊富に残っています。
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頭上に見える宝剣岳がカッコイイ!
どちらかというと、スキーより純粋な観光や登山の方が多くて、登山者は駒ケ岳に向けた鞍部を黙々と登っていて、GWらしい混雑振りでした。

宝剣までの斜面はかなり急なんですが、メンバーの1人がアイゼンもクトーもなかったため雪が緩む時間まで少々待機し、9:30頃出発。黙々と高度を上げていきます。
ところどころかなり磨かれたアイスな斜面だったので初めからクトーを付けていたのですが、山頂直前あたりの斜面で私はなんと板が外れてしまい、その処理の途中でバランスを崩し転倒。見ていたメンバーによるとたぶん40m位滑ったのではないか・・・ということでした。

下に行けば斜度が緩い場所で状況的に危険ではなかったものの、さすがにここまで長い距離を滑ったのは初めてで、滑っている時より数時間後にかなりドキドキしました。。
板が外れたことが一番の敗因ですが、それよりも、斜面の状況や自分のシール登行の力量を判断して、他のメンバーがシールでも自分はつぼ足に変えるなど、その時々の状況を適切に判断して自分に合った装備を考える必要性を痛感しました。

幸い怪我などもなかったので、その場で足場を作って一旦そこから滑降開始。天気もよく、滑走は十分楽しむことができました。
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その後は、ワイヤーリフト(長くスキーやってますが初めて使いました!)のある斜面で数本遊んだあと終了。渋滞を見越して早めに出たので、1900前には都内に着くことができました。

友人の山行の様子を見ても、今年のGWは特に高山では予想外の悪天候(特に強風)に阻まれたケースが多いようでした。そして私自身もヒヤリとする経験をし、山における怪我や遭難は事故が起こったその瞬間の問題ではなく、その前の計画や装備選びなどの1つ1つの判断をするところから始まっているんだなーと、改めて実感。

楽しかったと同時に、学びの多い山行でした。

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