【会山行】2016年9月10~11日@那須・那珂川水系・苦土川井戸沢


◎参加者:高橋(L)、高山、河原、横井、有枝、荒木(記録)、お試し1名2016-09-10-15-00-00-large
◎天気:10日晴れのち曇りのち夜少し雨  11日曇り

◎コースタイム1日目 林道ゲートP発9:10~三斗小屋宿跡10:00~入渓10:30~F2 10:50~二俣12:30~稜線13:35~流石山13:45~大峠14:30~峠沢ビバーク地15:35
2日目 ビバーク地7:10~三斗小屋宿跡7:50~林道ゲートP着8:30

今月の会山行は北岳バットレスの予定でしたが、台風と秋雨前線の影響でぐずついた天気が続き、天候の読みが難しかったため予定を変更し、那須の井戸沢へ行くこととなりました。
井戸沢は那須山系の流石山付近の稜線に突き上げる、直登可能な滝が多い中級者でも楽しめる美渓という評判の沢で、一度行ってみたいと思っていた沢です。

10日土曜日の朝出発、車で分散して深山ダム奥のダート林道ゲートにAM9時集合。
そこから1時間ほど、栗が落ちていたりきのこが生えていたりする林道を秋を感じながら歩いて三斗小屋宿跡に到着。こんな山奥なのに歴史の感じられる雰囲気の場所で猿の楽園でした。

三斗小屋宿跡付近

三斗小屋宿跡付近

井戸沢出合

井戸沢出合

えん堤

えん堤

さらに三斗小屋温泉への分岐を見送ってまっすぐ林道を進むと沢に木製の堰堤が現れ、井戸沢の出合に到着。ここで沢装備を装着して入渓です。
堰堤を越えて小さい滝を登るとすぐにF2、15mの滝。高橋リーダーがロープを出して右側のリッジ状の岩を登りロープをフィックス。少し樹林帯をトラバースして沢へ戻ります。
そのあとは小さい滝や滑が次々と現れ、このところあまり天気は良くない日が続いていたので割と水量は多めですが、15mほどの滝2つはロープを出して登ったものの、それ以外は沢登りが初めてのお試し参加の青年でも問題なく登れる快適な滝を次々と越えていきます。

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お昼を過ぎて小休止をして、沢の上部へ。森林限界を過ぎ開放的な沢となり、振り返ると登ってきた沢筋や茶臼岳や朝日岳も見えて良い景色。最後はガレ場と草原状の笹の中のふみ跡をたどると、藪漕ぎもなく稜線の登山道へ出ました。

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そこから10分ほど登って流石山(1812m)の頂上。那須の山並みと会津の街が見えて気持ちいい景色を見ながら休憩しました。

そして大峠へ下り、三斗小屋温泉方面に下って峠沢にぶつかったところで、井戸沢の入渓地点に向かって峠沢を下降していきます。

峠沢の下降

峠沢の下降

峠沢は特に大きな滝もなく水量もそれほど多くなくて歩いて下れる沢でした。今日中に十分下れる時間でしたが、せっかくの会山行ということで3分の2くらい下ったところに見つけた河原で予定どおりビバーク。
高山さん指導のもと、持ってきたブルーシートとロープでタープを作り、立派なビバークサイトの出来上がり。
薪を集めて河原で焚き火をして美味しい酒を飲んで楽しかった。
翌日は夜が明けてからのんびり出発。

峠沢の下降

峠沢の下降

しっとりとした森の中の雰囲気のいい峠沢を40分ほどで下り終え、入渓点の三斗小屋宿跡に到着。そこから40分ほどの林道歩きで車を停めたゲートまで戻り、無事終了。
人気の沢とのことでしたが、2日間沢中では他に誰にも会うことなく楽しむことができました。
帰りは温泉がオープンする前に下りてしまったので、そのまま高速に乗って帰路につきました。

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