◎参加者:高山(L)、有枝(記録)、会外1名
◎天気:晴れのち曇り
845同角沢出合 925不動滝 1025ダルマ石 1045行水滝 1050無名滝 1140遺言棚 1235東沢乗越 1400玄倉林道(アッチ沢脇)
3連休の中で辛うじてこの日だけは雨予報ではないので、急遽高山リーダーが計画した同角沢に参加させていただいた。小川谷と並ぶ美渓であり、標高差は約360mと短いが水量と長さのある滝がまとまっている。昔から登られている沢だ。
貴重な晴れ空にうきうきし、玄倉林道を大介さんとのおしゃべりが高じ、入渓地点を過ぎる。「熊10」の表示のある支柱まで戻り入渓。
すぐに同角沢出合の滝2段15mはロープなしで登る。逆層のホールドは亀裂が入っていたりしてとても脆い。水量はまずまずあるようだ。花崗岩の白い沢床に光が反射してコバルトブルーに輝く。ここが神奈川県とも丹沢とも思えない美しさだ。
3段20m滝はリーダーがリード。右壁の鎖はヌンチャクをかけるが鎖は利用せずに水流を登る。大介さんと私は沢ではあるものは利用するとの考えでしっかり鎖を使う。
これを越えるとすぐに不動滝20m。左壁の残置スリング4本かかっているところを直上する。
滝上からは穏やかな流れになり青い沢床と苔むした緑がとても美しい。白い岩と同化したような白い魚が泳いでいる。
まもなく大杉沢出合。大杉沢F 1滝は、ほぼ垂直に落ち絶望的に見えるが、高山さんによると昔登られているらしい。昔の人はすごいと感嘆。
その後両岸狭まり、その中にCS小滝などが現れ飽きさせない。
そして本日のメインディッシュの無名滝20m。豊富な水量で優美に水を落とす滝だ。左壁から取り付き水流を横断して右クラックから階段状の草付を登る。リーダーはクラックにカムを効かせ難なく突破。
沢床はナメになり間もなく、最後の遺言棚は水量少ない。左からザレた草付を巻き上がり尾根に上がった所が東沢乗越の10m南だった。
同角尾根のトレースは裸山丸1129mまではしっかりとあり、迷わない。そこから向山ノ頭1080m、981mピーク、850mピークを過ぎ、簡単に玄倉川に降り林道に戻れた。
今回、ロープを出した4本の滝すべて高山さんがリードで、負担が集中して申し訳ない。今年だけで8回も沢に連れて行っていただいているので、そろそろ沢でリードできるようになりたいと思った次第です。