2017年9月3日@毛渡沢シッケイ沢中俣


◎参加者:高山17090309

0449平井駅発
0842土樽駅着
0845土樽駅発
0945バッキガ平
0955林道終点
1005入渓
1110シッケイ沢出合
1135二俣
1250稜線
1400仙ノ倉山
1430平標山
1600仙ノ倉谷出合
1630バッキガ平
1730土樽駅

いきなり季節が変わった。山スキーの下見を兼ねて、毛渡沢シッケイ沢中俣に行く。
三ノ字頭直下へ上がる左俣が山スキールートなのだが、グーグルアースで見ると詰めの藪こぎが長そうなので敬遠し、源頭がスラブらしい中俣を選択。
土樽駅に降りたのは、今週も沢ヤ一人だけ。
毛渡沢林道ゲートには、車が10台。いずれも新潟・長岡ナンバーで、釣りと思われる。
バッキガ平先も踏跡が続いている。毛渡沢支流に越路沢があるので、昔は山越ルートだったのだろうか?10分ほど辿ると消えたので、沢に降りる。
水量はあるが、滝も淵もない沢を徒渉を繰り返しながら溯行する。釣人に追いたので気付かれぬように右岸から巻いて追い越すが、二人だったらしく、先頭の釣人の目の前に降りてしまった。
明らかに沢登りより釣り向けの沢であり、申し訳ない気持ちになる。

シッケイ沢出合の大岩

シッケイ沢出合の大岩

毛渡沢の本流だけに長いが、本当に何もないままシッケイ沢出合に到着。シッケイノ頭直下のスラブ露出が遠望され分かりやすい。水は3:1。
シッケイ沢に入っても相変わらず何もないが、さすがに急になった沢を登るとすぐに二俣。左俣の水量が2:1で多く、出合に綺麗な8mナメ滝をかけており心引かれる。

左俣出合ナメ滝

左俣出合ナメ滝

右俣にも10mナメ滝があるはずだが側壁崩壊で埋まった様子。
その先すぐに中俣分岐だが、のっけから水を取りたくなるほど水量が少なく狭い中に3m位の滝が連続する。どれも薄くヌメっているが簡単に越えてゆくと谷川らしい明るいスラブに出る。フリクションとルーファイを楽しみつつ、難しいところを選びながら登ると、呆気なく稜線が近づいてくる。稜線の平地に池塘でもあるのか、水がやたらとカナ臭い。最後はチョウジキク・ワレモコウ・トラノオの咲く草原を詰めてシッケイノ頭南の広い稜線に出る。ガスっていて何も見えない。

スラブ帯を見下ろす

スラブ帯を見下ろす

スラブ帯上から稜線を見上げる

スラブ帯上から稜線を見上げる

晴れていれば素晴らしい稜線だろうと柔らかい草原や膝丈の笹原を踏み進むと次第に尾根っぽくなり同時に灌木が繁りシャクナゲそしてハイマツの藪こぎとなる。予想外の手強さに今日中に下山できないかもと涙目になるが、尾根の左右の笹を拾って1時強で仙ノ倉山頂に着いた。雨模様で真っ白なため、コンパスで降り口の登山道を確認する。

天気が悪いのでハイカーはおらず、平標山頂と西ゼン終了点で沢登りの集団に会った。

シッケイ沢は何もない沢だったが、久しぶりに藪こぎの練習ができたし、ガスっていたが、西ゼン含めスキーのドロップポイントが確認できたので良かった。

平標新道より西ゼン(第2スラブ)

平標新道より西ゼン(第2スラブ)

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