【会山行】2017年11月18-19日@ザイル祭と西上州・品塩山


◎参加者  加藤(記録)、荒木、佐々木、長濱、河原、土川、山下、高山(お嬢様3名)、三田(延)、三田(希)

9:30 登山口の丸木橋
10:20 鉄塔のある稜線
12:20 品塩山北峰
14:00 下山

今年のザイル祭は神流川沿いの恐竜センター内「はこだたみキャンプ場」にて行うこととなった。
当日は雨天の予報だったため直接キャンプ場に向かった。バンガローA棟には12畳の和室2段ベッド2基、食器、調理具、寝具、ファンヒーターが揃い快適である。今回は荒木さんからフグの提供もあり、鶏肉とテッチリ鍋、恒例の餃子作りは高山さんのお嬢さん3名も加わり賑やかな宴会となった。

翌朝は快晴、神流川と対岸の岸壁は日が射せば艶やかな紅葉が見られる。分厚いホットケーキ、目玉焼き、ベーコン、シナモンミルクティー等を頂き、8時頃からテント場にてザイル祭を、荒木さん神主、土川さん介添人で行なわれた。
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登山をしない会長夫妻とはここでお別れし、日が射す頃、集合場所である浜平温泉しおじの湯に向かったが、山下さんが、別方向に向かってしまい暫し待つ。

登山口は分かりづらく、頼りない丸木橋が見えた。今回の核心部である2本組みの橋は濡れていて滑りやすい。
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子ども3人を含む11人パーティーで黄色の標柱と赤テープを頼りに右側の沢に沿った斜面を辿る。明瞭な踏み跡は左斜面にもあるが、右側の急斜面を登ると鉄塔のある尾根990mに着き展望を楽しむ。風が冷たくすぐに稜線伝いに南へ明瞭な尾根を進む。

3つの尾根が合わさった場所で地形図を確認したが、東に伸びる尾根が「しおじの湯」への分岐とは分からなかった。次のヤブ岩尾根の下りで品塩山北峰が見えてきた。ガイドブック「薮岩魂」でその山容を確認した。いよいよ品塩山北峰の登りである。踏み跡があちこちあり、足元が崩れやすく柔らかいので難しい。北峰1280mに着いたが、展望はなく山頂表示板もない。冷たい季節風が吹き荒れ、寒く我慢できそうにもないのでここから下山すると決める。
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北峰の下りはルート取りが難しく、一番下のお嬢さんはロープで確保されながら滑り台のように降りて行った。「しおじの湯」への分岐は1204mのピークでなく、さらに下の1180mの分岐で「公共」とある小さな石柱を確認し、点在する緑テープに従って北東に伸びる尾根を下る。途中トヤノツムジ976mとある標識のピークで休憩すると上野ダムと諏訪山が見えてきた。右(東)に伸びる尾根に入らぬように注意し、本日2つ目の鉄塔を通過した。尾根から外れてピンクテープに従い谷状の地形の踏み跡を辿ると車の音も聞こえるようになる。さらに下ると公園を通り抜け、「しおじの湯」の前に到着した。

今回の山は稜線に下草がなく、薮こぎする場所もなかった。道標はトヤノツムジ以外にはない。地形図の他、「薮岩魂」の解説書を持参して良かったと思った。また、高山さんのお嬢さん3人のバランス感覚、寒い中歩き通した体力も驚きであった。

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