2018年1月7日@八ヶ岳権現沢左俣


◎参加者:高山18010712
0430起床
0540美し森P出発
0720出合小屋
0815左俣ゴルジュ出口
1055大滝
1330稜線登山道
1420ツルネ
1520出合小屋
1650美し森P

昨年末の上ノ権現沢に続き、権現沢左俣を計画する。
地獄谷林道には飽き飽きだが、朝焼けに染まる旭岳はいつも変わらず壮麗だ。
翌日1/8が低気圧通過で天気予報悪いため、出合小屋にはガイドパーティー3人の残置荷物のみ。彼らは小屋ベース2泊3日で天狗尾根らしい。
権現沢は期待通りトレース無し。

左俣ゴルジュ

左俣ゴルジュ

結氷状態はよいが、渕が雪で埋まっており、油断していたら、右足が軽く水没。

左俣ゴルジュ先の氷瀑

左俣ゴルジュ先の氷瀑


ゴルジュ出口の二段氷瀑が出ていて嬉しくなるが、その先ずっとラッセルが続く。上越と違いラッセル目当てで来ているわけではない。ワカン無しで膝上くらいだが、軽くて手ごたえのない雪にヘコたれる。
下部まで見事に氷結した展望台の滝や左方ルンゼを見送り二俣。右が急傾斜ルンゼだが本流らしく思えたので、ダブルアックスで80m登るが、尾根の先に青空が広がってくるばかりだ。

大滝上段

大滝上段


言い訳ですが、このルートの初登者である松濤明も、この小沢と本谷との分岐にはかなり逡巡したようで「この造化の妙は私を歓喜させた」と報告しており、私が間違えるのも仕方ない。
尻セードして戻りたいが、スラブ雪崩を誘発しそうなので慎重に降りる。本谷は左右に屈曲した先で大滝を掛けていた。
30m大滝とのことだが、2段になっており、傾斜が強いのは上部15mでしかも下部は雪に埋まる。
松濤の70年前の報告のとおり「右寄りに取り付いて落口左端めがけて斜めに」登り始めるが、左へのトラバースで垂直のカンテを渡る際に下を見て高度感に緊張する。
取り付き部分から角度があるので緩く見えるが、大滝上部は存外に傾斜が強い。
登攀としての核心は越えたが、体力的にも精神的にもここからが頑張りどころ。表層雪崩のデブリが続くが、今朝方の雪崩らしくラッセルの労は変わらない。
途中3mほどのパーチカルな滝が出ていたので勇んで進むが、手前のラッセルで両足内股が痙攣。仕方なく右の草付きから巻いたが、かなり追い上げられ、これなら素直に氷瀑を登ったほうが楽だった。
右に権現バットレスの岩が出ており快適そうで誘われる。しかし今日は正月に鈍った体に活をいれるべく、安易に流れず権現山頂目指して沢を詰める。
午後の日差しに雪が緩みアイゼンが団子になって煩わしい。さらにアックスまで団子になり、まさに子持ちカマキリとなって稜線を目指す。
久しぶりに充実した遡行ができた満足感とともに赤岳・阿弥陀・ギボシ・さらに遠く北アの稜線を眺めた。権現から旭・赤岳方面

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