2018年1月20~21日@小豆島「赤いクラック」ほか


◎参加者:長濱(記)、ほか会外2名

(1/19金)
2200 都内発

(1/20土)
0530 姫路港着⇒0715のフェリーで小豆島へ
0900 福田港着
1130 内海地区にて買出しとプチ観光の後、吉田キャンプ場にてテント設営
1230~ 吉田の岩場
1600 終了

(1/21日)
0600 起床
0730 出発
0900 取り付き基部着
0930 登攀開始
1300 山頂着
1400 駐車場
※観光・土産購入ののち、1715のフェリー⇒翌0200過ぎ都内着

今回はよく一緒に登りに行く3人で、香川県の小豆島にある
「赤いクラック(5P)」へトライしてきました。

金曜夜に都内発。7.5時間のドライブの後、姫路港着。
今回は3人とも運転ができたので思ったよりは楽でした。

夜明けを待って7時過ぎのフェリーで車ごと小豆島に入った後、
島の南東にある内海地区で買い出しと、島唯一の酒蔵巡り(笑)をしたあと、
昼前に吉田キャンプ場へ。
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オフシーズンということもありキャンプ場は貸切。
広いし綺麗だし、併設のお風呂は300円で入れるしで、かなり快適なテン場でしたね~。
でも瀬戸内の温暖な気候を想像していたのですが、結構寒い。。
キャンプ場の方にも「今時期は誰も来ないよー」と言ってましたw

テント設営後、キャンプ場から歩いていける「吉田の岩場」へ。
小川山を彷彿とさせる花崗岩の山域で、
かなりのルート数がありますが、一度も他のクライマーには会いませんでした。
お天気も良かったし土曜だし、首都圏にこんな岩場があったら賑やかだろうにw

キャンプ場ではトポを200円で譲ってもらえますが、
これが結構古いようで(少なくとも2003年より前。
リボルトやルートの増減もありそうな感じ)、
トポからルートを見極めるのはなかなか難しかったです。
ある程度カンで取り付く必要はありそう。

私たちも全体感を見て回りながら、4~5本登って終了となりました。
正直まったく時間が足りませんでした。。
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夜は誰もいない静かなテン場で、明日の相談をしつつ
酒席ののち21時過ぎに就寝。直火は不可ですが、炊き火台を持って行ったので、
火の暖かさがありがたかった・・(つまりそれくらい寒かった)。


翌日はスッキリ目覚め、7:30には出発。
国道を南下していくと、30分弱でこれから登る拇岳が右側にはっきりと見えてきます。
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幼稚園の先の狭い道を鋭角に折り返し、神社の上あたりに駐車。
(地元の方がいらしたので、一応お断りして停めました)。
その後少し道を戻って、「拇岳」と書いた看板の踏み後(というよりほぼ登山道)をたどります。
下降路と交差するあたりでやや迷いましたが、30~40分で取り付き着。
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今回は言いだしっぺのTさんが核心の4P希望だったので、
それ以外は相談してリードを決めました。

■1P目:リードTK
ここが「赤いクラック」です。赤茶げた右斜めのクラック沿いに登ります。
・・・とは言え、核心部にはしっかりとしボルトがあるうえ、クラック的な登り方
(ジャミング等)は一切不要でした。トポ5.9。確かにそんなもんだと思います。
岩質は、昨日の吉田の岩場とは随分違う印象を受けました。
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■2P目:リード長濱
出だしの3~4手がすべてです。背の高い人なら、2手位で
上のガバに届いてしまうかも。ここも出だしに立派なボルトあり。
テラスに上がったあとは左上。短いルートです。トポ5.9。5.8~5.9ですかね。

■3P目:リードTM
直上した後、チムニーのような広い溝に入ります。
この溝に入る部分がちょっと悪い。トポ5.9。グレードなり。
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■4P目:リードTK
核心ピッチです。正直私はここが難しすぎて、その前のルートの
印象が吹っ飛びましたww。トポでは10dだったり、11aだったり・・・。
正直、シングルのルートでこれが出てくるならなんとかなると思います。
ただ非常に高度感のあるマルチで、錆びだらけのハーケンやリングボルトなどプアプロ、
しかもカムを決められる目ぼしいクラックもない。。。

で、4P目にこれが出てくるのは本当に厳しい。。
A0で登る人が多いのも頷けます。私はフォローだったし一応ギリギリまで
粘りましたが、核心の下部に行く前の乗っ越しで力尽きてテンション(もちろん静荷重)。
その後はA0を駆使して(苦笑)なんとか越えました。
ここをきちんとフリーでいけるくらいの「精神的な強さ」は、果たしていつか身につくんでしょうか(苦笑)。
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■5P目::リードTM
出だし少し悪いですが、あとは右側から回って階段状に左のスラブへ。
トポ5.9。核心部を抜けた後に登ったこともあるのか、とても優しく感じました。
体感5.7ってとこでしょうか。
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突出した壁なので、強風ではないですが終始風が当たって寒かったです。
でも日は当たるので、風がやむとポカポカ。春秋が最適なんでしょうね。
登攀時間3.5時間。3人システムだったわりにはスムーズに登れたんじゃないでしょうか。

「赤いクラック」という通称から、クラシックなルートを想像していたんですが、
持参したカム2セットはほぼ出番がありませんでした(小さいのがいくつかあると安心、
という程度です)。

終了後は裏側から歩いて下降可能。30分程で基部まで戻ることができます。
結構気が抜けない急坂ですが、しっかりとしたFIXがあります。
取り付きまでの道もそうですが、地元の方(?)がしっかりメンテナンスされている印象でした。
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1400過ぎには車に戻ることができたので、
そのあと再度お土産などを見て回り、1715のフェリーで一路東京へ。
日付変わって深夜2時過ぎには帰宅することができました。


非常~に充実した2日間でした。
オフシーズンで決して条件はよくないのかもしれませんが、
その分、どこに行ってもガラガラ。自由に満喫することができました。
久々に長いルートのマルチをやったことで、
マルチの楽しさを改めて感じることができました。

・・・ある程度クライミングをやっていると、
「フリーのグレードを上げる事」と、
「自分が未踏のところへトライする事」で、
非常に悩ましさを感じることがあります。
時間が有限である以上、そこはいかんともしがたく。。

ちょうどそういう過渡期にある私なのですが、
本質的にはやっぱり私は後者でして・・・。
フリーも上手くなりたいけど、知らない場所を自分の目で
ルートファインディングし、フリーとは質の違う「精神力」を使って登る
マルチには、抗いがたい魅力があるなと感じます。

私のレベルでは難しいところには行けないけれど、
これからも「山屋のはしくれ」として、新しい出会いを
楽しみたいと思います。

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