2019年9月10日@オジカ沢


◎参加者:高山19091009
0449JR平井駅発
0817水上駅
0830谷川温泉
0930二俣
1025広河原
1330オジカ沢頭
1520天神平

青春18きっぷ使用期限だが1枚余っているので、有給取って谷川に行く。平日の上越線はサラリーマンや学生ばかり。水上駅からタクシーを奢る。1270円也。

最初の15m滝

最初の15m滝

オジカ沢に入って最初の魚止め滝は右壁をスムーズに登るが、次の急傾斜ナメ滝が難しい。ランニングシューズで無理をしたら、滑り落ちて釜を泳ぐ。凹んだ気分で靴を履き替えたら、足にヒルが10匹以上引っ付いている。八つ当たりのヒル潰しで、さらに時間を浪費する。下部の滝はどれもホールドが外傾しているか方向感が悪いか大きくて難しい。

広河原

広河原

広河原を過ぎると大滝40mが現れる。右の水流を登るが、下部はヌメって不確かなホールドを繋ぐ。落ちた時の右太腿の打身が痛む度にリズムを失調する。

40m大滝

40m大滝

息つく間もなく60mチムニー滝。幕岩側の側壁も相まって、数値以上の大きさだが、乾いた右壁を快適に登る。この滝からホールドが順層になり思いきったムーヴができる。

100m大ナメ滝

100m大ナメ滝

さらに100m以上はあろうか大ナメ滝。もはや沢全体が一つの滝となり、登攀と逍遥が溶け合う。

暑いので水浴び代わりに、6mチムニー滝を直登する。登った途端にガスってきて後悔する。最後のチムニー滝を巻いて、二俣を右に入るが、すぐに伏流する。タカくくって水を取らなかったら、最後まで水が戻らない。俎嵓側コルの草付斜面を横目に、目の前の笹ヤブを遮二無二こぐ。1時間でオジカ沢頭の避難小屋前に出た。

ガスの中で唐突に終わりを迎えてしまい、安堵や爽快と無縁な不思議な心持ちだ。身体の垂直性図式が突出し、根源的擬人化メカニズムによる構造化が追い付かない。
平日の真っ昼間にオジカ沢頭でトカゲ。ガスと風で寒く、足早に天神平に降りた。

ネジレ滝

ネジレ滝

60mチムニー滝

60mチムニー滝

100m大ナメ滝

100m大ナメ滝

幕岩

幕岩

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