2017年7月23日@川乗谷本谷


◎参加者:高山(L.記録)、ほか会外一名
17072309558平井駅発
646新宿ホリデー快速発
0821奥多摩着
0835バス発
0850川乗橋バス停着
0905入渓
1015聖滝
1125夫婦滝
1230竜王橋
1310川乗橋バス停

来週の北岳バットレスに備え、越沢でマルチ練習と思ったが、暑いうえに雨予報。ゴルジュしかない。
川乗橋バス停でバス一台分乗客が降りるが、それでも足りず、増便バスから小雨の中に次から次へとハイカーが吐き出されてくる。ウェット着るためフルチンになる隙もない。雨足も強まりつつあるので、仕方なし日原川に降りて着替える。
核心に備えクライミングシューズで来たが大失敗。川乗橋をくぐる前に入渓三歩目でナメ苔に滑って大転倒。右頬上、鼻横を痛打し、出血。すわ敗退かと気弱になるが、鼻が折れていないことを確認し続行。今日の相棒は元ボクサーで、顔面負傷の見極めはさすが早い。この先、ナメ滝と河原が続き、四つん這いになってオッカナビックリ溯行する羽目になった。
たまに泳いだりしながら、聖滝まで1時間。途中3m滝をチムニー登りで上がるのがやや難しいのみ。
キャンプ場を左に見送るとすぐに聖滝。ここまで河原歩きが退屈なので、ゴルジュだけなら午後になってから、このキャンプ場先から入渓する方が効率的。

聖滝取付

聖滝取付

聖滝F 1は淵を泳いで右に簡単に取り付けてフリクションも効き、簡単にクリア。
次のF 2は右壁のカチを使って水流左に足を伸ばそうとして何度か流され、こんな所も抜けないかと少し焦る。しかし淵の中の岩から水流左に飛び込んだ勢いで、両手を突っ張って張り付けば、あとはフリクションで登れた。

聖滝上

聖滝上

その上の鍾乳洞からの水流と本流が落ちる石灰岩の釜は沢格に似つかわしくないエイリアン的な迫力だ。
奥多摩とは思えない雰囲気に飲まれたまま逆川出合にすら気付かず夫婦滝まで突進する。

夫婦滝

夫婦滝

聖滝に比べれば夫婦滝はチャートで迫力半減。右の滝裏に入り込めば、ハーケンベタ打ちで簡単に上がれる。
最後の三段20m滝でキャニオニングが20人位降りてきて、1時間も待たされる。三段目の急傾斜スラブ滝に取り付くもラインが瀑芯に突っ込んでおり二歩登ったら視界真っ白で何も見えなくなる。大人しく二段目右から小さく巻いて、最後の7m滝を左から登って終了。
アプローチも良いし、聖滝からなら短時間で核心を楽しめるので、この日のような雨天時に昼から遊びに行く位でちょうど良いルートだと思う。

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