2017年8月20日@芦川横沢+濁沢


◎参加者:高山(L・記録)、ほか会外1名

170820120400 東京発
0600 現地着
0615 横沢入渓
0700 8mCS滝
0730 不動滝
0815 終了点 作業道橋(635m地点)
0840 県道36号に下山
0845 横沢入渓点P

0905 濁沢入渓点P
0910 濁沢入渓
0912 大滝60m
1025 20m幅広滝
1050 白竜の滝
1300 終了点
1440 県道36号に下山
1442 濁沢入渓点P

このところゴルジュばかりで登山体力が落ちている。しかし今週も上越・アルプスは天気が悪い。近場だが行ったことのない御坂芦川の枝沢を計画。今後もあまり行く機会がないだろうから一日2本片付けることにする。
横沢から入渓。登り甲斐のある滝は下部に集中しており、美味しいとこだけ登ってから濁沢に移る予定。

2mCS滝

2mCS滝

朝が早いからか元々なのか、薄暗い渓を田圃跡を横目に進む。時々ナメ滝が現れるので、同行の元ボクサーに練習で登らせる。

横沢10m滝

横沢12m滝

最初の12mくの字滝は右から巻くらしいが、水流右を問題なく直登できる。途中で細かくなるので、元ボクサーからはロープ要求。

8mCS滝

8mCS滝

ゴルジュに入るとすぐに8mCS滝が見えてくる。右に乾いた岩クラックを伝うトラバースルートがあるが、取付き点から水流と離れてしまっており、巻きライン。釜は浅いので簡単に水流裏に入り、♯1赤カムでCS裏に支点を取り、左から右にシャワークライムで抜ける。足が悪いので腕力で体を上げてから乗り込んで水流を越える。
直後に5mCS滝。これも苔々の左壁をトラバースして巻くらしいが、滑りそうで危ない。釜から滝裏に入りこみ、また♯1赤カムでCS裏に支点を取り、右から左にシャワークライムで抜ける。ホールドは大きいが方向性が悪いので足運びが重要。
沢シーズンも中盤で、シャワークライムに慣れてきた。

不動滝

不動滝

ゴルジュを抜けると沢が左折し、不動滝が見えてくる。多段20mとのことだが、どう考えても40m以上ある。実際に30mロープで2ピッチあった。お手軽沢だとナメきっていたので滝の大きさに怯むが、右側の水流沿いに傾斜が緩いところを選んで丁寧に登る。薄くヌメっておりゴム靴だと神経を使う。
不動滝の上で渓相が平らなナメ沢に一変し、二俣先からは両岸に棚田跡が点在する。作業道の橋が横切るところで、広い石垣田圃跡から右のコルに上がって終了。
あっさり終わったが、ロープを出してのシャワークライム4連発で、朝飯前には少し重たい感じ。もう一本あるのかと少し億劫な気持ちだったが20分足らずで下山してしまった。
軽くバナナ3本喰って朝飯を済ませてから、垈部落を抜けた先の濁沢出合へ車で3分。沢出合の車寄せの横はシイタケ林になっており、「シイタケ盗るな!ドロボウ」等の警告看板がベタベタ張ってあったので、駐車位置には注意。
田圃への取水側溝を伝って入渓。

濁沢大滝40m

濁沢大滝40m

いきなり40m3段大滝。横沢を登った直後なので、そう驚きはしないが、朝イチでこれ登らされたらカナわん。これもどう考えても40m以上ある。
一段目二段目は水流右を行ける。三段目も直登試みたが、岩が脆くて断念し、右のトラバースラインを上がる。

20m幅広滝

20m幅広滝

いくつか滝を越えると20m幅広滝。真正面から見ると傾斜が立っていて迫力があるので右からロープ出して巻いたら、あっさり元ボクサーが落っこちる。これでビビリまくりになり、この先エラい時間がかかった。巻く途中に滝右に溝があったのでそこから直登した方が楽だったかもしれない。

白竜の滝

白竜の滝

続いて白竜の滝。丹沢より標高低いとバカにしてきたが、名前負けしないこの滝の立派さはどうだ。直登など問題外。久しぶりに尾根まで上がって巻いた。沢へ戻る際にそれほど下降しないで済むことでも滝の大きさが知れる。
その後も裏見の滝や15mスラブ滝等の巻きが続き、元ボクサーも慣れるかと思ったが、やはり巻きは一度ビビるとダメなようで反省。ロープを出し、丁寧に灌木を縫って進む。
横沢を含めるとシャワーや大きな滝の直登・巻きを9連発しているので精神的に疲れてしまったようだ。

相方が疲れると自分は逆に元気になるもので、  詰めでタマゴタケを大喜びで収穫しながら上機嫌で締めくくった。
垈集落に降りる下山道は、要所要所で不明確。しっかり地形図を見て下る良い練習になると思う。
下山後は濁沢出合の取水口からの噴き出しシャワーを浴びてスッキリ。

タマゴタケはカルボナーラにして腹一杯食べました。色・旨み・歯ごたえが上品で美味。

タマゴタケ(参考画像)

タマゴタケ(参考画像)

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