2018年4月1日@ウツボギ~ナルミズ~赤倉沢スキー


0440 土合駅発18040112
0740 白毛門
0805 ウツボギ沢にドロップ
0820 広河原
1045 ジャンクションピーク
1100 ナルミズ沢左俣へドロップ
1130 広河原
1330 白毛門北肩
1355 赤倉沢へドロップ
1425 湯檜曽川
1510 土合駅

明け方、ようやく白くなりはじめた椈生の山際を横目に、東黒沢の滝音を聞きながらタラタラ登る。
ここ1週間ほど雨雪がなく、階段のようなステップが残っているのに助けられ、なんとか山頂へ辿り着くが、足に来た。
左に赤倉沢のドロップポイントを確認しながら、このまま帰っちゃおうかなと迷う。
右に白毛門東面のブナ林とウツボギ沢の開けたバーンが雪を緩めて誘っている。
白毛門北肩の雪庇が途切れたところからドロップ。短いが朝方とあってスキーも走り快適。滝が二ヶ所出ていたが、スピードに乗せて右岸を高巻く。

ウツボギ沢を見上げる

ウツボギ沢を見上げる

広河原付近は滝や淵がいくつか出ていて釣り堀のようだ。渓流釣りを楽しむご夫婦と言葉を交わす。

広河原からナルミズ沢方面

広河原からナルミズ沢方面

ナルミズ沢は魚止も大石沢も全部埋まっている。シール登高のためにあるような広い緩斜面を春の陽射しに焼かれながらスキーハイキング。

地蔵ノ頭

地蔵ノ頭

二俣で迷ったが、標高差と傾斜を目的にジャンクションピークに詰める左俣を選択。登れども近づかない国境稜線、我慢のシール登高。
ジャンクションピークから大烏帽子を見下ろす。朝日ケ原からスピードに乗せてナルミズ沢源頭へ落とす。

JPから奥利根方面

JPから奥利根方面

ノールを越える一瞬、平ケ岳・至仏・武尊と並ぶ奥利根の広大な風景が広がる。叫び声が花粉症でかすれた喉に痛い。
二俣より下は雪が腐ってスキーが走らない。
再び広河原に戻り、足がしんどいし時間もあるので、宝川温泉へのエスケープを検討するが財布に千円札一枚しかない。
大露天風呂(混浴)の想像を振り払いながらウツボギ沢をトボトボ詰める。ウツボギの由来を考えるが、鬱・骨折しか浮かんでこない。
赤倉沢のドロップポイントを心配したが、もはや足が限界で笠も白毛門も登る気力なし。何も考えずにウツボギ沢を詰めた1650mコルから入ったのが運良く正解だった。笠直下の按部は開けたバーンだか途中に滝が完全に出ていて巻きも難しそう。白毛門側は藪が濃い。
赤倉沢上部は気持ち良い急斜面だが、左から沢が入るとデブリが多く滑りづらい。赤倉沢を滑るためだけに白毛門をシートラーゲンするのでは割りに合わないと思う。
湯檜曽川は赤倉沢からのデブリで埋まり問題なく渡れた。
芝倉、幽、一ノ倉は問題なく渡れたが、マチガは飛び石、西黒は上越線の時間が迫ったのでスキーブーツで水流徒渉した。

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