2018年5月20日@片品川塗川西俣沢カラ沢


◎参加者:高山ほか会外1名18052009

【時間記録】
0505 JR飯田橋駅発
0710 武尊牧場スキー場 駐車場着
0730 出発
0810 西俣沢林道終点より入渓
1200 稜線登山道
1230 中ノ岳
1530 武尊牧場スキー場 駐車場着

【目的】
①沢初め
②来年の山スキーの偵察
③再来週の会山行(川場谷)の下見

昨日の前線通過後に寒気が入り、東京出発時の気温13℃。

谷川の稜線と武尊西面には寒々しい雲がかかり、東面も晴天だが冷たい風が吹き抜けてゆく。
武尊牧場スキー場は昨シーズンで閉鎖となっているが、駐車場とトイレは使えた。
トイレ裏の堰堤を渡って西俣沢林道に上がり、そのまま林道終点まで辿ってから入渓する。

入渓直後のナメ

入渓直後のナメ

前半のゴーロ歩きが長い。普段なら走り抜けてしまう河原であるが、沢靴のフリクションを思い出すべく慎重に足を置いてゆく。川石には見たところヌメっているが、火山の沢らしく粒が立っており、八ヶ岳と似るが、時折現れる両岸のスラブに雪国の沢らしさがある。1526907613335

シロビレ沢出合 右岸スラブ

シロビレ沢出合 右岸スラブ

渓が屈曲し滝を攀じるにつれ、日陰の雪塊と河原に咲く蕗の薹の数が増え、季節を遡ってゆく。見上げる左岸藪に山躑躅や石楠花の彩が添えられている。

F 1

F 1

F 3

F 3

小滝と淵が連続し沢登りらしくなり、調子が出てきた処で、残雪が雪渓となり、上を歩く時間が長くなり、スラブ滝の二俣を水量の多い右に入ると雪が繋がっている。春山の眩しさに目が痛い。

源頭で藪漕ぎ前に一本取る。雪で横倒しになったダケカンバに腰掛けて、皇海から日光白根へと並ぶ両毛国境の山々を眺める。相棒の吸う煙草の匂いが美味そうだ。

中ノ岳付近から上越国境を遠望する

中ノ岳付近から上越国境を遠望する

稜線登山道から西俣沢を見下ろす

稜線登山道から西俣沢を見下ろす

 

二俣スラブ

二俣スラブ

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