2019年8月24日@阿武隈川南沢


◎参加者:高山(記録・L)、会外2名19082409

0500 東京発
0720 甲子大橋下 駐車スペース
0740 出発
0810 南沢出合
1305 甲子山
1450 甲子大橋下 駐車スペース

高尾山も登ったことがない会社同僚女子二人を騙して連れ出したものの、秋雨前線停滞で行先に困る。
アプローチ5分、下山登山道、詰めなし、懸垂なし、滝多し、温泉ありの優良物件≒阿武隈川南沢を選択。
白河IC降りた先のミニストップに寄り、三人で朝食代わりにソフトクリーム(マロン味)を舐める。
甲子大橋下に車を停め、派遣社員K嬢のキュロットスカートに強引にハーネス装着して出発する。
本沢に下りる段階ですでに足を押さえたり、お尻に潰されそうになったりで先が思いやられる。
大きな堰堤を右から巻くとすぐに南沢出合。ゆっくり歩いたつもりだったが、後続が見えない。入渓を躊躇するが、二人とも大騒ぎしつつ楽しそうにやってきた。
元陸自三曹のM女史の足取りに不安はないが、K嬢はほぼ四つん這い状態。F1は簡単だったが,F2で何度も落ちる。二人とも体重が軽く、引っ張ればずり上がってくるので助かる。
F3右岸を高巻いたところで、谷底から見上げる空に黒雲が湧いてきた。時計を忘れたのと普段とペースが違うので、時間感覚が狂う。K嬢から荷物を取り上げて、先を急ぐ。こういう場合、登山経験者だと抵抗して面倒なのだが、トーゼンといったK嬢の表情にも釈然とせず、「沢登りのガイド山行だと最低15,000円、高ければ3万円はしますよ」と余分なことを喋ってみるが、「3万円もらっても来たくない」というお返事。
F4以降の滝は傾斜が緩いが岩が脆いので、すべてロープを出し、途中の浮石や枯れ枝を片付けながら登る。
核心のF9・30m大滝が見えてきたので先行してロープをセットする。
半マストのロープを手繰りながら、赤面山のなだらかな稜線をボンヤリ眺める。
F10先も窪状のスラブが続き、最後にぼろいスラブ壁20mを登れば、甲子山山頂にピタリと出た。
放心の涙を流す派遣社員K嬢を楽しく眺めながら、一抹のJealousyを覚える。
雲は多いが、会津からの乾いた風が気持ちよい。resize0066

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