2025年11月23日~24日@剱岳


◎参加者:荒木(L・記)、大石、川島
◎天気:23日 晴れ  24日 晴れ、曇り、ガス

11月23日 7:10 馬場島出発~13:20 早月小屋到着 テント泊
11月24日 5:20 早月小屋出発~8:55 剱岳山頂~12:00 早月小屋テント撤収 13:00出発~17:00馬場島下山

初冬の剱岳に早月尾根から登ってきました。
馬場島からの標高差は2,300m、北アルプス三大急登のひとつで、試練と憧れのルート。夏は一般登山道で多くの人が登る尾根は、冬になると特に上部が雪と氷に覆われたアルパインルートに変貌し、コンディション次第では厳しいルート、一度は雪のある季節に登りたいと思っていました。 1日目は7時間以上のドライブ、朝6時過ぎに馬場島荘の駐車場に到着したが、この時期ほぼ満車という盛況ぶりに少し驚いた。ゆっくり身支度を整えて7時過ぎに出発、麓には雪は全くない。

馬場島より。先方に目標が見える。

登山口からいきなりの急登で息があがるが少し登るとなだらかになったものの、そのうちにまた急な登りが続く。時々景色も見れて気が紛れるが久しぶりの冬装備で荷物は重く、上着を脱いでアンダーウェア1枚になって登る。標高1,000mを過ぎると少しずつ雪が現れ、1,400m付近からアイゼンを付ける。最初は背後にずいぶん高く見えていた毛勝三山とだいぶ同じ高さになってきたなと思う頃にようやく早月小屋に到着。途中下山する人から小屋まであと少しですよと言われてからがずいぶん遠く感じた。

肌着一枚で登る

毛勝方面を眺めて小休止

早月小屋に到着

早月小屋からは眼前に剱岳が聳え左にはギザギザの小窓尾根が見えて素晴らしい景色。
前日は多くのテントが張られていたようだがこの日は下山するパーティも多く、我々も空いて整地されたテント場を使わせてもらった。
とにもかくにもテントを張ってビールで乾杯、鍋を食べ雪を溶かして水を作りながらゆったりと過ごした。

幕営してビールで乾杯!至福の一時。

ギザギザの稜線が見える。

2日目は3時半に起床、食事をして身支度を整えて5:20にアタックを開始するが、既に多くのパーティがヘッデンを点けて登っているのが見える。
少し登ると背後に富山の夜景が見えて美しい。標高2200mの早月小屋から2600mあたりまでは特に問題ないが、そこからが細い尾根や岩藪交じりの雪壁が現れ気を抜けない登りが続く。降りる際の懸垂支点なども確認しながら登る。

これから登る稜線

雪を踏みしめながら登る

奥には白馬岳

途中までは天気良く遠くの景色も楽しめたのに、天気予報よりも早く天候悪化し、次第にガスに覆われて白い世界になってしまったのが残念だったが、ガスの切れ間に一瞬富士山が見えたのが唯一の救いだった。さらに上部は鎖場や夏道とは違うルートなどを進むが先行トレースもあって不安なく登ることができた。最後は急な雪のルンゼを登って別山尾根との分岐を分けてほどなくして山頂に着いた。
先行パーティは既に下山していて頂上は我々のみ。頂上の祠もほぼ雪に埋もれていた。

真っ白な稜線を登り詰め、山頂へ。

登頂!

景色も見えないので少し休憩して下降開始。下りのほうが危険でワンミスでアウトなところも多いので、バックステップも多く使いながら緊張感を切らさぬよう集中し、途中20mほどの懸垂下降を2回交えて降りていった。天気が悪いので途中真っ白な雷鳥が飛んできてくれた。

懸垂で安全に。

獅子頭を巻いて、カニのハサミを行く。

下山は気を抜かず、絶景を眺めながら。

テントに戻って一安心。朝出発した時はたくさんあったテントもほとんど残っていなかった。我々もテントを撤収して再び重い荷物を担いで長い長い早月尾根を下山、暗くなるころようやく馬場島に着いた。今回は天気にも恵まれトレースもばっちりで、念願の雪の早月尾根を登ることができて満足な山行でした。

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