2026年2月14日~15日 爺ヶ岳 東尾根


参加者:川島 (単独)

二週間前に雪崩を警戒して途中撤退した爺ヶ岳。今回も同じ東尾根から。
いずれ良い時期にと考えていたが、早くも好天の予報が訪れ、こんなに早く再訪できるとは思っていなかった。 今回も早朝と言うべきか深夜と言うべきか、暗闇の中の出発。前回は2:30に動き出したが、今回は重荷が有るので1:30。それでも先行者は3人おられて、零時に出発する人が2人、1時の人が1人。満天の星空の下を暫く歩くと、ムササビも鳴いて出迎えてくれた。 前回にラッセルで進んだ所は雪質が落ち着いてとても歩き易い。P2を過ぎた辺りで明るくなり始める。右手には鹿島槍、背後には夜明けの景色が広がる。冬の山の夜明けは何とも妖艶で、独特の雰囲気があり素晴らしい。がんばって早く登り始めた甲斐がある。
P2の先には細尾根があるが、雪が少ないせいか道は細っていた。失敗すると危険なので、一応慎重に歩く。そして、P2411手前の稜線に乗り上げる場所から風が強まり始める。高気圧に覆われているはずなのに、噂通りの強風地帯。ここだけは軟雪で踏み跡もないラッセル。が、稜線に上がると少し風は収まり雪質も戻った。
爺ヶ岳の山頂には8:30に到着。全方位の絶景が広がっていて、目的地はまだ先なのに、もう満足感が出てしまう。

ムササビが迎えてくれる

細尾根は雪が少なく益々細い

夜明けの稜線を振り返る

明るくなると右手に鹿島槍

P2411m手前は強風地帯

朝焼けの鹿島槍

爺ヶ岳中峰

歩いて来た稜線

主稜線から見る妙高方面

山頂に居合わせたスノーボーダーはここから滑ると言う。45度くらいの斜度があると言うのに、度胸に感心する。北峰へ向かう。立山側から来る風は遮るものが無いので常に晒される。美しい雪庇を観賞しながら歩くと、すぐに着いた。しかし、その先が大変で、山荘は目の前に見えるが踏み抜き地獄。腰まで嵌ってしまうのでなかなか進まない。すぐに着くからとワカンを付けずに歩いていたら2時間半かかった。やはり面倒臭がるものではない。
しかし、山荘に着いても時間はたっぷり有るので、雪洞を掘って中で早々に酒を飲む。鬼ころしを持って来たが、宝カップ買ってくるの忘れて後悔。やることも無いので、ここには書けない様なしょうもない事を考えながら時間を過ごし、就寝。

爺ヶ岳北峰へ向かう途中の雪庇

冷池山荘

ここまで来たのは鹿島槍に登るため。実は金曜と週末を合わせて三日間で行こうと思っていたが、金曜日に風邪を引いてしまい一日休みを摂って計画そのままに一泊で来た。ところが、昨日の北峰から山荘までの雪の状態、日曜の昇温や赤岩尾根の下山状況を考え、登頂は見送った。
二日目は下山だけとなり冷池を出発すると、すぐにスキーヤーに出会った。西沢経由で赤岩尾根から登って来たと言い、大谷原でもお会いした。湿雪のラッセルで大変だった様で、山荘近くでお会いしたのに下山時刻が非スキーヤーと変わらないというのは、状況は想像に難くない。赤岩尾根も昇温と踏み抜き、湿雪の雪下駄で大変だった。ただ、早出すれば山頂まで行けたので後悔があるのは事実。結果判ったことなので仕方がないが。
大谷原から鹿島山荘までは、お会いしたスキーヤーの方に車で送って頂き、誠に有り難く感謝申し上げたい。とても良い方であった。

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