参加者:川島 (単独)
二週間前に雪崩を警戒して途中撤退した爺ヶ岳。今回も同じ東尾根から。
いずれ良い時期にと考えていたが、早くも好天の予報が訪れ、こんなに早く再訪できるとは思っていなかった。 今回も早朝と言うべきか深夜と言うべきか、暗闇の中の出発。前回は2:30に動き出したが、今回は重荷が有るので1:30。それでも先行者は3人おられて、零時に出発する人が2人、1時の人が1人。満天の星空の下を暫く歩くと、ムササビも鳴いて出迎えてくれた。 前回にラッセルで進んだ所は雪質が落ち着いてとても歩き易い。P2を過ぎた辺りで明るくなり始める。右手には鹿島槍、背後には夜明けの景色が広がる。冬の山の夜明けは何とも妖艶で、独特の雰囲気があり素晴らしい。がんばって早く登り始めた甲斐がある。
P2の先には細尾根があるが、雪が少ないせいか道は細っていた。失敗すると危険なので、一応慎重に歩く。そして、P2411手前の稜線に乗り上げる場所から風が強まり始める。高気圧に覆われているはずなのに、噂通りの強風地帯。ここだけは軟雪で踏み跡もないラッセル。が、稜線に上がると少し風は収まり雪質も戻った。
爺ヶ岳の山頂には8:30に到着。全方位の絶景が広がっていて、目的地はまだ先なのに、もう満足感が出てしまう。



ムササビが迎えてくれる
細尾根は雪が少なく益々細い
夜明けの稜線を振り返る



明るくなると右手に鹿島槍
P2411m手前は強風地帯
朝焼けの鹿島槍



爺ヶ岳中峰
歩いて来た稜線
主稜線から見る妙高方面
しかし、山荘に着いても時間はたっぷり有るので、雪洞を掘って中で早々に酒を飲む。鬼ころしを持って来たが、宝カップ買ってくるの忘れて後悔。やることも無いので、ここには書けない様なしょうもない事を考えながら時間を過ごし、就寝。


爺ヶ岳北峰へ向かう途中の雪庇
冷池山荘





二日目は下山だけとなり冷池を出発すると、すぐにスキーヤーに出会った。西沢経由で赤岩尾根から登って来たと言い、大谷原でもお会いした。湿雪のラッセルで大変だった様で、山荘近くでお会いしたのに下山時刻が非スキーヤーと変わらないというのは、状況は想像に難くない。赤岩尾根も昇温と踏み抜き、湿雪の雪下駄で大変だった。ただ、早出すれば山頂まで行けたので後悔があるのは事実。結果判ったことなので仕方がないが。
大谷原から鹿島山荘までは、お会いしたスキーヤーの方に車で送って頂き、誠に有り難く感謝申し上げたい。とても良い方であった。