2023年11月5日@越沢バットレス


参加者:塚内、上林

JR青梅線の鳩ノ巣駅に8時39分着。駅前の道を下り、越沢バットレス方面に向かう。以前は鳩ノ巣ガーデン・キャンプ場経由だったが、今回は林道を真っすぐ進み東屋のある展望の無い展望台から閉鎖中の越沢バットレス キャンプ場経由で越沢バットレスに到着。 屋根だけある東屋で支度をして、一般ルートの取り付きへ。
一般ルート(右)
1P目 上林リード。残置の支点が全く無く、立ち木とカムで支点を取るが難しい所は無く、終了点がある天狗の肩へ。
2P目 塚内さんリード。少し傾斜がきつくなり緊張するが適当な間隔でボルトが有り終了点へ。
3P目 上林リード。このルートのハイライトの右の滑り台。一見のぺっとしたスラブだがよく見ると細かい凹凸があり、左のクラックも使いながらじわじわ登る。以前トップロープで登った時よりは緊張したが ピッチは短く、終了点の立ち木に到着。
懸垂下降2ピッチで取り付き点に降りる。懸垂1ピッチ目の終了点は、登ったルートの1ピッチ目の少し左下で、懸垂下降用の支点がある。部分的に空中懸垂のため、ロープも ほとんど絡まる事無く取り付き点に到着できた。このところ懸垂下降のたびに絡まったロープをほぐすのに時間がかかったため、久しぶりに快適な懸垂下降だった。
少し栄養補給をして第2スラブの取り付きに移動。

第2スラブ
1P目 上林リード。5年前に来た時 この1P目がとても嫌らしかった記憶があるが記憶通りだった。ホールドの多くが逆層で、右側は濡れている。最初左端のボルトに沿って登って右に少しトラバース。直上した所に支点があるが、さらに左上に登って檜テラスの終了点を使う。
第2スラブ1P目
2P目 塚内さんリード。ここからがこのルートの核心部のスラブだ。右側に傾斜したスラブを登るがバランスが悪い。フォローだが結構緊張して終了点へ。
3P目 上林リード。ここから切れ落ちたスラブを右上に登る。右上のテラスに乗るまでの数歩が悪い。ホールドもスタンスも細かく、足を動かすたびに嫌でも切れ落ちた斜面が目に入って高度感抜群。狭いテラスを右上に登っていくと終了点。狭くて確保もやりにくい。
4P目 塚内さんリード。右上に少し上がった所から直上。前回リードした時は直上せずにバンド沿いに右上に登った記憶があるが、その時よりずっと難しい印象。
5P目 上林リード。ここからは易しく、階段状の所を登って登りきった所でピッチを切って肩がらみで確保。少し下るとすぐに一般ルート右の終了点で、2ピッチの懸垂下降で一般ルートの取り付き点に戻る。 鳩ノ巣駅の電車の時間を考えてすぐに下山開始。帰りは鳩ノ巣ガーデン・キャンプ場経由で鳩ノ巣駅に戻る。駅のトイレで顔を洗い、ジュースを買って上りのホームに駆け込むと16時40分発の電車が入ってきた。なんと無駄のない行程。この時期 青梅線はハイカーで混雑するが、時間が遅いせいか比較的空いていた。帰りの電車でビールが飲めないのが残念だったが充実した一日でした。

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